
日野自動車は2月28日、同日開催の取締役会で、昨年11月27日に開示した「固定資産の譲渡に関する方針決定 」に基づいて同固定資産(日野工場の一部の土地15.5万㎡)の売却を決議。また、野村不動産と不動産売買契約を同日締結したことを発表した。なお、譲渡益(約340億円/※1)は、特別利益(固定資産売却益)として2025年3月期第4四半期の決算に計上される。
※1:譲渡益は、譲渡価額から帳簿価額、譲渡に係る費用等の見積額を控除した概算額。
1.譲渡の理由
・経営資源の有効活用と資産効率の向上のため、固定資産の一部を譲渡する
2.譲渡資産の内容
– 譲渡資産の内容:土地 15.5万㎡
– 所在地:東京都日野市日野台3丁目1番地1
– 帳簿価額:約0.2億円
– 譲渡価額:─(※2)
– 譲渡益:約340億円(※1)
– 現況:工場用地(日野工場の一部)
※2:譲渡先である野村不動産の意向により譲渡価額は開示されていないが、日野によると、この価額は市場価格を反映した適正な価額であるとのこと。
3.譲渡先
– 名称:野村不動産株式会社
– 所在地:東京都新宿区西新宿1-26-2
– 代表者:代表取締役社長 松尾大作
*譲渡先である野村不動産と日野との間には、資本関係、人的関係および特筆すべき取引関係はない。また、野村不動産は日野の関連当事者にも該当しない。
4.譲渡の日程
契約締結日:2025年2月28日
物件引渡日:同上
5.業績への影響
この契約による固定資産売却益は、2025年3月期第4四半期に特別利益として計上される予定。また日野は、2025年3月期の連結業績予想については、他の要因も含めて現在精査中であるため、今後業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに公表するとしている。