日野自動車は3月29日、2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)に於いて、下記の特別損失を計上する見込みとなったことから、これに伴い、今年2月2日の決算発表時に公表した2023年3月期の連結業績予想を修正したことを発表した。
1.特別損失(国内認証関連損失)の計上見込みについて
日野は、日本市場向けエンジン認証で不正手続きを実施したエンジンについて、性能上の問題が判明したことから、顧客への燃費補償費用約600億円を2023年3月期連結会計年度の特別損失(国内認証関連損失)に計上する見込みとなった。
2.特別損失(減損損失)の計上見込みについて
日野の連結子会社である日野モータースマニュファクチャリングU.S.A.社に於いて、減損の兆候が認められたため、固定資産の減損に係る会計基準に基づき将来の回収可能性を検討した結果、固定資産の減損損失約150億円を、2023年3月期連結会計年度の特別損失(減損損失)に計上する見込みとなった。
3.業績予想の修正について
(1)2023年3月期通期業績予想数値の修正(2022/4/1~2023/3/31)
(2)修正理由
2023年3月期の連結業績について、特別損失の計上(上記1・2)を見込み、修正する。なお、期末の配当予想は、引続き無配となる。