タクシーアプリ“GO”をはじめタクシー事業者等に向けた配車システム提供など、モビリティ関連事業を展開するGO (2023年4月にMobility Technologiesより社名変更)は4月14日、ゴールドマン・サックスを割当先とする第三者割当増資(シリーズDラウンド)により、100億円の資金調達を決議。併せて、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行との総額40億円のコミットメントライン契約を締結したと発表した。
なお調達資金は、同社ミッションの「移動で人を幸せに。」の実現に向けた、タクシーアプリ「GO」の基盤拡大・機能強化に加え、モビリティ産業を基点とした様々な社会課題の解決に向けた次世代事業の開発への活用を予定していると云う。
[資本調達の概要]
1.第三者割当増資によるエクイティファイナンス(シリーズD)
・ゴールドマン・サックス:100億円
2.コミットメントラインによるデットファイナンス
・三菱UFJ銀行:30億円
・三井住友信託銀行:10億円
ゴールドマン・サックスは投資銀行業務や証券業務、投資運用業務を中心に、企業、金融機関、政府機関、個人など、多岐にわたる顧客を対象に幅広い金融サービスを提供している世界有数の金融機関。
その投資業務の中核を担うゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントでは、プライベート・エクイティやグロース・エクイティ、プライベート・クレジット、不動産、インフラなど、幅広いオルタナティブ投資を実施。中でもグロース・エクイティのチームは全世界で約80名のメンバーを擁し、ビジョナリーな創業者やCEO率いる企業に2003年以降、130億ドル以上の投資を実行しており、主に、エンタープライズ・テクノロジー、金融テクノロジー、ヘルスケア、消費者ビジネスなどの領域で、テクノロジーを活用するグロース・ステージの企業への投資に注力していると云う。
GOへの投資について、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントグロース・エクイティのグローバル共同責任者であるステファニー・フイ氏は、以下のように述べている。
「モビリティは私たちの日々の生活に欠かせないものです。優れたIT技術、業界に対する深い知見、強力な経営陣を備えたGOは、日本のタクシー業界のデジタル化とイノベーションをリードしていくと考えています。GOがモビリティをめぐる様々な課題を解決し、モビリティ・プラットフォームのトランスフォーマーとなることを期待しています」。
[GOの会社概要]
– 社名:GO株式会社(英語表記:GO Inc.)
– 所在地:〒106-6216 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー16F
– 設立:1977年8月