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2023年2月22日【企業・経営】

日立傘下のグローバルロジック、ステランティスと提携

坂上 賢治

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日立製作所( 企業トップページ )の米国子会社でシリコンバレーに本社を置くデジタルエンジニアリング企業のグローバルロジック[ GlobalLogic Inc.( 企業トップページ ) ]は2月22日(日本時間)、SDV( ソフトウェア定義型自動車 / Software Defined Vehicle / ソフトウェアによる機能追加で定義される自動車 )開発に向けた継続的な取り組みの一環(グローバルロジック社の自動車技術概要)として、ポーランドに自動車特化型のソフトウェア開発施設を新設すると発表した。

 

これはステランティス[ Stellantis NV(企業トップページ) ]の要請に応える新施設として開設するもので、同社のSDVプラットフォームの進化を目的とした協業が契機となったもの。これによりステランティスは、オープンでカスタマイズ可能な自動車向けプラットフォーム技術の先鋭化(ステランティスによる関連リリース)を目指している。

 

 

この取り組みによりステランティスの自動車は、顧客のデジタルライフとシームレスに統合出来るオープン・ソフトウェア定義型プラットフォームへと移行。この結果、顧客はOTA( Over The Air / 無線通信によりソフトウェア更新を行う技術 )を介した車載機能の最新鋭アップデートにより車両の陳腐化が抑えられる。

 

 

ステランティスのソフトウェア・アーキテクチャーとその開発領域を担うタラ・ヴァッチャー( Tara Vatcher )上級副社長は「新しいデジタル技術が利用可能になるにつれ、自動車の周辺環境と内部インフラは、自動車ユーザーの期待に応えられるよう適応力を高めていく必要があります。

 

従って自動車向けソリューションの精鋭化を追求する優れたエンジニアリングパートナーと協力する事が重要です。今回の新施設は、私たちの成功を裏打ちするグローバルロジックによるコミットメントであり、このパートナーシップの拡大が未来に向けての正しい選択枝である事を示しています」と述べた。

 

 

一方、グローバルロジックでオートモーティブ&インダストリアル事業を担うラムキ・クリシュナ( Ramki Krishna )常務執行役員兼ゼネラルマネージャーは「当社はグローバルな自動車メーカーとの協業で長い歴史があります。

 

我々はそうした長年の知見を生かし、ステランティスへデジタルソリューションを通じて新たな運転体験を提供していく心積もりです。このパートナーシップは、ソフトウェア定義型の未来の自動車作りに向けて、業界をけん引する我々の取り組みを象徴しているものです」と語っている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。