表彰台の様子(左からアレッシオ・ピカリエッロ選手、クラウス・バクラー選手)
住友ゴムグループ傘下のファルケンタイヤヨーロッパ( FALKEN Tire Europe )は、10月19日にドイツで開催された「ニュルブルクリンク耐久シリーズ( NLS / 正式名称:NÜRBURGRING LANGSTRECKEN SERIE )」の第5戦4時間耐久レースに参戦し、「Porsche 911 GT3R」3号車が総合優勝を果たした。
このNLSは、ドイツのニュルブルクリンクを舞台に行われる全8戦の耐久レースシリーズ。年に1度だけ開催される24時間耐久レースとは異なり、各レース4時間から12時間で行われている。
車両メーカー並びにタイヤメーカー各社は、24時間レースでの勝利を目指す為のテストフィールドとしてこのNLSを活用。多くの有力チームが参戦している。
レースに使用されるコースは24時間レースとほぼ同等の一周で約25㎞。約170のコーナー数に、高低差およそ300m、コース幅は狭く、路面は波打ち滑りやすい過酷この上ないサーキットだ。
ファルケンモータースポーツチームは、「Porsche 911 GT3R」3号車と4号車の2台体制でレースに挑んだ。当日は雨に見舞われた予選となったが、新スペックのウエット用タイヤを履いて、3号車はポールポジション、4号車も続く2位と最前列を独占。
決勝レースでもFALKENカラーのポルシェ2台はスタートから他車を圧倒し、序盤からワン・ツー体制でレースをリードする展開となった。今レースは断続的に雨が降る難しいコンディションであったものの、FALKENのウエットタイヤとドライタイヤは安定して機能。3号車は後続を5分以上引き離しゴールラインを潜り抜けた。
これにより、今季は「ニュルブルクリンク耐久シリーズ」の2勝「ニュルブルクリンクQFレース(正式名称:ADAC 24H Nürburgring Qualifiers )」の2勝に次ぐ5勝目となり、過去最多の年間勝利数となり、FALKENタイヤのグリップ性能と耐摩耗性能の高さを示した。