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EVモーターズ・ジャパン(EVMJ)は2月28日、スパークス・アセット・マネジメントをファンド運営者とした未来創生3号ファンドにより資金調達(第三者割当増資)を実施した。全ラウンドでの合計の資金調達額は総額約80.1億円となる。同社では、シリーズDラウンドでの資金調達は引き続き継続しており、順次公開していくと述べている。
資金調達の目的は、これまでの調達と同様に、顧客より受注を得た車両の仕入資金や、現在、2025年度に生産開始を目指している商用EV最終組み立て工場の建設資金(三期工事)、EV市場のニーズに的確に応えるための試作車両・デモ車開発の研究費、組織体制の強化等に充当する予定という。
今回の出資者コメントは以下の通り
スパークス・アセット・マネジメント株式会社 次世代成長投資本部・Vice President・伊藤 光大氏
運輸部門の脱炭素化が喫緊の課題となる中、EVモーターズ・ジャパン様が推進する商用車のEV化に大きな可能性を感じております。日本バス協会が掲げる2030年までの1万台導入という意欲的な目標の達成に向けて、当社のプレゼンスも高まっていくものと期待しております。災害時の非常用電源活用や自動運転技術によるドライバー不足への取り組みなど、社会課題解決の牽引役を担う当社の益々の企業価値向上に、弊ファンドとしても全力でサポートさせていただく所存です。
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なお未来創生3号ファンドについては、まず未来創生(1号)ファンドに於いて、スパークスを運営者としトヨタ自動車、三井住友銀行を加えた3社による総額約135億円の出資により2015年11月より運用を開始。
最終的には、上記3社を加えた計20社からの出資を受けた。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の約50社に投資した。
2018年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素材」を投資対象とし た未来創生2号ファンドの運用を開始した。
そして、2021年10月から未来創生 2 号ファンドの5分野に加えて、放射冷却素材「SPACECOOL」「カーボンニュートラル」を投資対象とし、スパークスの子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社 をファンド 運営者とした未来創生3号ファンドの運用を開始した。2025年11月末時点の運用資産残高は、1号、2号および3号をあわせて、1,053億円となった。
未来創生ファンドの投資実績:https://mirai.sparx.co.jp/investment/
運用企業:スパークス・アセット・マネジメント株式会社
所在地:東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 6階(総合受付 5階)
代表取締役社長:阿部 修平
資本金:2,500,000,000円
HP:https://www.sparx.co.jp/
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投資獲得企業
会社名:株式会社EVモーターズ・ジャパン
本社所在地 :福岡県北九州市若松区白山1-18-7
代表取締役社長:佐藤 裕之(さとう ゆうじ)
設立 :2019年4月
資本金等:8,025,200,000円 (2025年2月28日現在)
事業内容:
・電気自動車及び充電ステーションの販売・メンテナンス
[取扱車両] バス・トラック・トライク・特殊車両等
・自動運転バス(レベル4)の開発
・電気自動車のリース、レンタル、ESCO事業
・蓄電池・PVを活用した再生可能エネルギー事業
電話番号 :093-752-2477
問い合わせフォーム:https://forms.gle/B9sPDcm4DMV1W8F56
企業HP:https://evm-j.com