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2024年12月24日【事業資源】

EVMJ、「ゼロエミッションeパーク」一期工事の完成披露式

坂上 賢治

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EVモーターズ・ジャパン( EVMJ )は12月24日、日本初の商用EV専用量産組立工場「ゼロエミッション e-PARK」の第一期工事完成披露式を開催した。当日は車両パレードやデモ車両を使用した試運転コースの周回を行った。加えて国内初となるEVマイクロバスを使った自動運転走行での披露式も行われた。ちなみに自動運転走行の披露式は今回が初実施にだという。

 

 

ちなみに「ゼロエミッション e-PARK」とは北九州市若松区向洋町に建設中の商用EVの最終組み立て、EV技術の発信、新たな地場産業及び雇用を創出、地域活性化を目的に、ゼロエミッション社会の実現をコンセプトとした体感型EV複合施設を指すもの。

 

 

『EVを広げる・EVを感じる・施設を楽しむ』をテーマにし、商用EV車両の生産だけにとどまらず、EV体験(試乗/試運転)、工場見学、EV資料館等までを一貫して楽しめる体感型EV複合施設として建設を進めている。また同施設は、風力発電やソーラー発電を活用した再生エネルギーによる自立発電にて稼働予定。この度1期工事が完了。現在は2期工事へ着工し、来たる2025年度の生産開始を目指している。

 

披露会の概要
開催日:2024年12月23日
時間:10:00~11:30
来賓:<一部抜粋>経済産業省、国土交通省、環境省、服部誠太郎 福岡県知事、武内和久 北九州市長ほか
主催:株式会社 EV モーターズ・ジャパン
式典プログラム
e-PARK概要説明、新車種概要説明、AGVを使用した組立工場デモンストレーション、オフィス棟お披露目、デバッグ棟お披露目、試運転コースでのEV試乗・車両パレードなど。 

 

 

披露式の壇上でEVMJの佐藤裕之代表は、「ゼロエミッション e-PARKは、日本初の商用EV量産組立工場を併設した体感型EV複合施設です。2025年度の国産バスの生産開始を目指し、商用EVの強固な生産体制構築へ向けて準備を加速させています。これによりEVシフトを促進し、ゼロエミッション社会の実現へ寄与いたします。今後もニーズに応える製品・および技術の開発に努め、環境エネルギーの浸透とゼロエミッション社会の実現へ貢献できるよう邁進して参ります」と述べた。

 

その他の披露式当日の来賓各位のコメントは以下の通り

 

服部誠太郎福岡県知事
「体感型EV複合施設〝ゼロエミッションe-PARK〟お披露目会を迎えられたことを、心からお慶び申し上げます。県では〝北部九州自動車産業グリーン先進拠点推進構想〟を掲げ、〝世界に選ばれる電動車の開発・生産拠点の形成〟の実現に取り組んでいます。このゼロエミッションe-PARKにより、本県の自動車産業が、世界に選ばれ、未来に向けて成長を続ける〝先進モビリティー〟の一大生産拠点へと大きく前進するものと期待しています」と語った。

 

武内和久北九州市長
「今日のお披露目会では、日本初となる商用EV専用の量産組立工場や、充実したラインナップのEV車両といった最先端の技術や製品を拝見させて頂きました。
いよいよ、「メイドイン北九州」のEVが、日本、そして、世界中の街を走るという壮大なプロジェクトがスタートを切ったことに、期待で胸が躍る思いです。北九州市が目指すサステナブルシティ実現に向けて、今後も共に未来を切り拓いていくパートナーとしてさらなる躍進を期待しています」と結んでいた。

 

会社概要
会社名 :株式会社EVモーターズ・ジャパン
本社所在地:福岡県北九州市若松区白山1-18-7
代表取締役社長:佐藤 裕之(さとう ゆうじ)
設立:2019年4月
資本金等:6,772,700,000円 (2024年11月29日現在)
事業内容:

・電気自動車及び充電ステーションの販売・メンテナンス
・取扱車両/バス・トラック・トライク・特殊車両等
・自動運転バス(レベル4)の開発
・電気自動車のリース、レンタル、ESCO事業
・蓄電池・PVを活用した再生可能エネルギー事業
・電話番号 :093-752-2477
・問い合わせフォーム:https://forms.gle/B9sPDcm4DMV1W8F56

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。