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2023年12月6日【企業・経営】

エネチェンジ、アプリ上で充電費と燃料費の比較表示が可能に

坂上 賢治

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ENECHANGE(エネチェンジ)は12月6日、自社運営のEV充電エネチェンジのアプリで「ガソリン代との充電料金の比較表示の提供」を開始した。

 

これはアプリを介してEV充電エネチェンジを利用後、充電完了ページでガソリン代と比較して、どれだけ安価に充電できたかを確認できるというもの。

 

またこれに併せて充電インフラの環境づくりを推し進めるべく「エネチェンジEVサポーターズ」の募集を開始した。エネチェンジEVサポーターズのプロモーションにあたっては、先より起用している俳優・アーティストのんさんによる新CM等を展開していくとしている。

 

No.1のEV充電エネチェンジ 基礎充電編

 

No.1のEV充電エネチェンジ 目的地充電編

 

なお先のアプリ上でのガソリン代との比較表示については、同社に於いて充電する度、給油より何円得をしたのかがひと目で分かるようにしたい想いを形にしたという。但しガソリン代比較表示を利用するためには、アプリの利用ユーザーが、あらかじめ充電する車種を登録する必要がある。

 

これは登録されたEVと、車体の大きさや出力が相当する架空のガソリン車の燃費を算出し、充電で走行可能になった距離を走るのに必要なガソリン量を割り出し、充電料金とガソリン代を比較する仕組みとなっているため。

 

エネチェンジでは、「EV充電エネチェンジの6kWの充電器(10分55円)で3時間充電した場合、充電電力量は18kWh、充電料金は990円になります。またテスラ モデル3 RWDの場合、電費は127Wh/kmで、3時間の充電で141.7km走行が可能になります。

 

算出した架空のガソリン車の燃費は12km/ℓとし、ガソリンの平均小売価格が175.5円/ℓだった場合、同じ距離を走るのに必要なガソリン代金は2070円となります。よって、3時間の充電で1080円得をした計算です。

 

また、2024年1月下旬(予定)からは、ガソリン代と比較した場合の節約額や月別の充電料金と充電量など、ユーザー毎の各種充電データを公開する予定です。

 

充電履歴がデータとして可視化されることで、充電頻度が明確になり家計の管理がしやすくなるほか、ガソリン車に比べてランニングコストがどれほど抑えられているか実感できるようになります」と話している。

 

 

またもうひとつのエネチェンジEVサポーターズについては、「22万ダウンロードの実績でEV充電サービスアプリ利用者数No.1のEV充電エネチェンジアプリは、EV充電エネチェンジ以外を含む全国の充電スポットの情報を無料で掲載しています。

 

EVユーザーの困り事として、充電スポットに到着後、駐車場の中で充電器を見つけられないことがあるため、EV充電エネチェンジの充電スポットでは、敷地内における詳細な設置場所や、公道から充電器までの道案内などを写真や画像で掲載し、利便性を高めています。

 

他事業者の充電スポットにおいても詳細な情報の掲載を試みていますが、増加著しい充電スポットの情報収集を一手に担うことは難しく課題となっていました。エネチェンジEVサポーターズはこうした課題の解消を目指し、EVユーザーの協力を得て充電インフラ情報の拡充に取り組むプログラムです。

 

具体的には、EV充電エネチェンジアプリの利用者の中から参加者を募り〝エネチェンジEVサポーターズ〟に登録いただきますが、アプリから充電スポットの写真やコメントを送信したり、アプリに未登録の新規充電スポットの掲載依頼を寄せていただくことなどでポイントを差し上げます。

 

貯まったポイントに応じてオリジナルグッズと交換が可能です。また、電気代見直しサイトの利用者数No.1である「エネチェンジ」で切り替え手続きを完了した場合もポイント獲得となります」と話している。

 

名称:エネチェンジEVサポーターズ(略称:エネサポ)

 

取り組み概要:EV充電インフラ環境づくりの推進を目的としたユーザー参加型プログラム。取り組みに応じてポイントが付与され、オリジナルグッズが進呈される。

 

期間:第1期2023年12月6日〜2024年11月30日

 

応募方法:参加登録には下記2つの登録が必要。
(1)EV充電エネチェンジアプリでの登録
「メニュー」→「登録情報」にて、必要項目(電話番号、メールアドレス、ユーザ名、誕生年・誕生月、マイカー情報、郵便番号、充電カードの有無)を登録する。

 

EV充電エネチェンジアプリ
AppStore:https://apps.apple.com/jp/app/id911721775
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=net.evsmart

 

(2)エネチェンジEVサポーターズ参加登録フォームに入力
参加規約に同意して電話番号とメールアドレスを記載し「送信」。

 

参加登録フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeGap3fG9b77g4CUYUwk7WGc00MhbAFtjV9Dvfh3bnJGrEbBQ/viewform?usp=sf_link

 

ポイントの獲得方法:
・エネチェンジEVサポーターズへの参加登録…2ポイント
・充電スポットの写真とコメントをアプリから送信…3ポイント
・未登録スポットの情報掲載依頼…3ポイント
・電気とガスのかんたん比較「エネチェンジ」で手続き完了…5ポイント
※充電スポットの写真とコメントの送信は、1スポットにつき1回とする。

 

ポイントの確認方法:メールにて案内する。
※アプリで確認できるよう準備中。

 

ポイントの交換方法:それぞれのステージ達成時に、オリジナルグッズを進呈。
〈ブロンズ〉ポイント数:10ポイント~39ポイント/グッズ:スパバッグ
〈シルバー〉ポイント数:40ポイント~79ポイント/グッズ:エネチェンジTシャツ
〈ゴールド〉ポイント数:80ポイント~/グッズ:エネチェンジ傘
〈プラチナ〉対象:ポイント獲得数上位30名/グッズ:近日公開

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。