横浜ゴムは5月28日、従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が、公益社団法人「チャンス・フォー・チルドレン」へ活動支援金を寄付したことを発表した。
寄付は、従業員などが社会貢献を目的とした寄付や義援金を拠出した際に、企業がその寄付金に一定額、または同額を上乗せして寄付金を拠出する仕組み「マッチングギフト」として支援金と同額を寄付している。支援合計金額は50万円。
「チャンス・フォー・チルドレン」は、家庭の経済格差による子どもの教育格差を解消し、貧困の世代間連鎖を断ち切ることを目的に、経済的な困難を抱える子どもたちに塾や習い事、体験活動などで利用できるスタディクーポンを提供するなどの支援を行っている。今回の支援金はスタディクーポンを発行するための資金として活用される。
横浜ゴムでは、2021年2月に新中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)を策定。ESG経営においては「未来への思いやり」をスローガンとして掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を進めていくとしている。
YOKOHAMAまごころ基金
寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きし積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。横浜ゴムはマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。