ロジスクエア草加Ⅱ 施設全景
シーアールイーは10月31日、埼玉県草加市に特別目的会社を通じて開発を進めていた物流施設「ロジスクエア草加Ⅱ」が竣工したことを発表した。
同社によると「ロジスクエア草加Ⅱ」は、都心部に隣接したロケーションと東京外環自動車道を経由した各主要高速道路への良好なアクセスにより、関東エリア全域をカバーする物流ネットワークの構築が可能としており、高い需要が集まる埼玉県内屈指の物流の要衝であるという。
具体的には、首都高速三郷線「八潮南」インターチェンジより約3.6km、東京外環自動車道「三郷西」インターチェンジより約3.4km、同「草加」インターチェンジより約3.9kmの工業地域に位置し、周辺環境としては工業系施設(倉庫・工場等)が多く集積している。また草加市の人口は約25.1万人(令和6年4月時点/草加市ホームページから抽出)で、雇用確保の観点に置いても優位性があり、物流業務に適した立地条件を備えている。
ロジスクエア草加Ⅱ 地図
そんな「ロジスクエア草加Ⅱ」は、4階建ての延べ面積16,100.40㎡(4,870.37坪)の物流施設で、施設のマスタープランとしてトラックバースを西側・南側の2面に配置。
西側には大型トラック11台(うち4tトラック用2台)、南側には大型トラック5台、計16台が同時接車可能な高床式トラックバースを設けた。6台分のトラック待機スペースと合わせて、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性のある施設とした。
ロジスクエア草加Ⅱ 外観(西側)
倉庫部分の基本スペックは、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/㎡(各階2.5tフォークリフト対応可)、有効高さは各階5.5m以上を確保し、昇降設備については、荷物用エレベーター(積載荷重 3.5t、45m/min)2基、垂直搬送機2基、ドックレベラー2基を実装。
更に将来的なオペレーションの対応として、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペース等の確保、事務所スペースの増床を想定した法的な対応等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様とし、様々な物流ニーズに対応し得る機能性・汎用性を兼ね備えた当社の基本スペックを満足しうる施設とした。
ロジスクエア草加Ⅱ 庫内
ロジスクエア草加Ⅱ トラックバース
環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮した施設とし、BELS評価(シックススター)、ZEB Readyの認証を取得。
またエンバイオC・エナジー(エンバイオ・ホールディングスの100%子会社)から屋根全面に太陽光発電システムを導入する予定。これらは入居テナントのBCP(事業継続計画)策定の一助になるとしている。
シーアールイーでは、「ロジスクエア草加Ⅱは、緑地帯に小道やベンチなどのファニチャーを設置して、従業員が休憩スペースとして活用できる一角として露路ガーデンを設けております。非常時には、防災トイレとして活用できるスツールも設置し、入居テナントのBCP対策の一助になるものとなっております」と話している。
ロジスクエア草加Ⅱ 露路ガーデン
ロジスクエア草加Ⅱ エントランス
ロジスクエア草加Ⅱの概要は以下の通り
施設名称:ロジスクエア草加Ⅱ
所在地:埼玉県草加市松江
敷地面積:7,772.22㎡(2,351.09坪)
用途地域:工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上4階建て
延ベ面積:16,100.40㎡(4,870.37坪)
着工:2023年10月1日
竣工:2024年10月31日
設計施工:鈴与建設株式会社
会社名:株式会社シーアールイー
所在地:東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング東棟19階
代表:代表取締役会長 山下修平 代表取締役社長 亀山忠秀
設立:2009年12月22日
事業内容:物流施設の賃貸、管理、開発、仲介、及び投資助言
資本金:5,365百万円(2024年7月31日時点)
上場市場:東京証券取引所プライム市場(証券コード:3458)
コーポレートサイト:https://www.cre-jpn.com/
ロジスクエア ブランドサイト:https://www.logi-square.com/branding
CRE企業サイト:https://www.cre-jpn.com/
物流インフラプラットフォーム『ユアロジ』:https://www.yourlogi.com/
CRE開発物件ウェブサイト:https://www.logi-square.com/development/list.html/