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コーヒー焙煎加工メーカーのユニカフェ(所在地:東京都港区 、代表取締役社長:芝谷博司)は2月18日、Hakobune(ハコブネ)が提供している通勤用EVサブスクサービスを採用した。
より具体的には、ユニカフェの神奈川総合工場(住所:神奈川県愛甲郡)にEV充電器10基と三菱eKクロスEVを導入した。神奈川県の事業所に通勤用途の電気自動車が導入されるのは今回が初のことだという。
ちなみにユニカフェの神奈川総合工場では、7割以上の従業員が車で通勤をしている。このため、予てより車通勤に係る従業員の負担軽減が課題としていた。そうしたなかでHakobuneは、通勤用EVサブスクサービスを福利厚生制度として導入することを提案・採用された。
ガソリン価格が高騰している現況下、Hakobune利用による通勤コスト削減効果は大きく、ガソリン車とEVの燃料費を比べると、充電に要する電気代はガソリン代の約1/3となっている。
また、ユニカフェは「コーヒーをコアに人と環境にやさしい企業を目指す」を企業理念としており、これまでコーヒー豆の焙煎にCO2排出量が比較的少ないとされるLNG(液化天然ガス)を使用。更に工場電力及びオフィス電力に実質再生可能エネルギーを使用する他、神奈川総合工場の屋根の一部に太陽光発電パネルを設置するなど、脱炭素化を推進する活動にも注力している。
そんなユニカフェは、今サービスを導入することでGHG排出量のScope1とScope2に加えて、間接排出量を示すScope3の「雇用者の通勤」(カテゴリー7)の削減が実現できるため、今後も企業としての脱炭素を推進していく構え。 更にEVは「走る蓄電池」とも称され、有事の際のBCP対策としても重要な役割を果たすと考えているという。