キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とlivepass(リプパス)は9月19日、MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険向けに、”損害車両撮影ナビゲーションシステム”を構築した。
同システムの提供により、保険契約者自身が事故車両の撮影とデータ提出を行えるフローを提案。事故後の車両状態の確認を可能にしたことで自動車保険金支払いの適正化を支援する。
“損害車両撮影ナビゲーションシステム”操作画面
キヤノンMJがシステム提供に至った経緯は、あいおいニッセイ同和損保が、自動車保険金支払いの適正化を推し進め、修理工場に入庫する前の事故車両の状態を正確に把握することが適正な保険金支払いに繋がると考えたことが切っ掛け。
そこでキヤノンMJとlivepassは、あいおいニッセイ同和損保向けに“損害車両撮影ナビゲーションシステム(以下本システム)”を構築した。同システムの完成・提供により保険契約者は、事故車両を修理工場へ入庫する前に、事故車両を撮影したデータを保険会社へ提出することができるようになった。
これ以前は、修理工場から伝送される車両の画像を元に保険会社が査定を行っていた。しかし今後は保険契約者が撮影した入庫前の映像・画像と比較でき、保険金支払いの適正並びに精緻化が高まる。
なおキヤノンMJとlivepassは、システムの提供にあたって取扱いの容易さに腐心。まず、システムをWebウェブブラウザ内で利用できるようにして専用アプリケーションのインストールを不要とした。
また取扱い上で重要なインターフェースデザインも、保険契約者がイラストやアニメーションによる分かりやすいガイダンスを介して事故車両の撮影から画像データの提出までスムーズに完了することができるようにした。加えて写真だけでなく動画撮影にも対応しているため、車両の状態を360度もれなく申告することを可能にしている。
今後、キヤノンMJは、今回のシステム制作で蓄積した知見を、映像・画像解析やAIを活用した修理見積りのチェックなどへと領域を広げ、保険金支払いの更なる適正化に貢献していきたい考えだという。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
所在地:東京都渋谷区恵比寿一丁目28番1号
代表者:代表取締役社長 新納 啓介
設立:1918年6月30日
事業内容:損害保険事業
URL:https://www.aioinissaydowa.co.jp/
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
所在地:東京都港区港南2-16-6
設立:1968年(昭和43年)2月1日
代表者:代表取締役社長足立 正親
事業内容:キヤノン製品および関連ソリューションの国内マーケティング
URL:https://corporate.canon.jp
livepass株式会社
所在地:東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー16F
代表者:代表取締役CEO 中村 旭宏
設立:2013年12月25日
事業内容:次世代動画サービスの開発・提供、マーケティングソリューションサービスの開発・提供、DXコンサル・受託開発事業
URL:https://www.livepass.jp/
パーソナライズド動画ソリューションホームページ:https://canon.jp/business/solution/industry/finance/lineup/cross-industry/movie-approach