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ブリヂストン傘下のブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエーは2月7日、ポルシェ初のフル電動SUVの新型「Macan Electric」と第三世代となる新型「Panamera」に専用設計された新車装着タイヤとして、「POTENZA SPORT(ポテンザ スポーツ)」を納入する。
これまでブリヂストンは、国内タイヤメーカーとして初のポルシェへのタイヤ納入となった1986年の「ポルシェ959」(納入タイヤ:「ポテンザRE71」)を始め、「911」や「Cayenne」への新車装着により、ポルシェが車両を通じて提供する価値の実現に貢献してきた。
今回、「Macan Electric」と「Panamera」に装着される「POTENZA SPORT」は、ブリヂストンが「EV時代の新たなプレミアム」と位置付け「究極のカスタマイズ」を追求する商品設計基盤技術「ENLITEN」を搭載することで、ドライ・ウェット両路面や高速走行時におけるハンドリング性能、転がり抵抗の低減による低電費・低燃費性能にエッジを効かせている。
POTENZA SPORT
BLIZZAK LM005
これにより「Macan Electric」では、フル電動SUVの重量やトルクに対応しつつ車体の運動性能を引き出し、航続距離約600kmの実現に貢献。「Panamera」には「POTENZA SPORT」に加えて、オプションタイヤとして専用設計された冬用の「BLIZZAK LM005」(ブリザック エルエムゼロゼロファイブ)も納入し、年間を通じて「Panamera」のパフォーマンスを最大限に引き出すことに貢献していくとしている。
今回の「POTENZA SPORT」の開発では、ブリヂストン独自のシミュレーション技術を活用し、バーチャル環境でタイヤをテストすることで、効率的なタイヤ開発を実現した。この方法により、原材料使用量やCO2排出量を最大60%削減し、環境負荷を低減させているという。