ブリヂストンは7月1日、ブラジルのグループ会社「ブリヂストン・ド・ブラジル・インドゥストリア・イ・コメルシオ(Bridgestone do Brasil Industria e Comercio/以下、BSBR)」のバイーア州の乗用車用タイヤおよび小型トラック用タイヤ工場に、総額約7億ブラジルレアル(約154億円/※1)投資し、生産能力を増強すると発表した。
BSBRは、今年の第4四半期に着工し、生産能力を現在の年間約350万本から、2024年中には430万本にまで段階的に増強していく予定。これにより、米州における電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)向けの乗用車用高インチタイヤなどの需要拡大に対応。プレミアム商品として拡大を計画している、サステナビリティ、モビリティの進化を見据えた断トツ商品の更なる展開を可能とする。
ブリヂストンは、「2050 年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供する会社へ」をグループのビジョンとして掲げ、中期事業計画(2021-2023/※2)において、戦略的成長投資を通じてコア事業の強化と成長事業の拡大を推進しており、今回のBSBRにおける増強は、コアであるタイヤ事業のプレミアムビジネス戦略の一環として、プレミアム商品を創る体制を強化。
今後も、中期事業計画(2021-2023)に沿った共創とイノベーションを通じて、「サステナビリティビジネス構想(※3)」の実現へ挑戦し、ヒト・モノの移動と動きを支え、社会価値・顧客価値を提供し続けるサステナブルなソリューションカンパニーへと進化していくとしている。
※1:1ブラジルレアル=22 円で換算。
※2:中期事業計画(2021-2023)の詳細は、ブリヂストン企業サイト掲載のプレゼンテーション資料<https://www.bridgestone.co.jp/ir/library/strategy/index.html>を参照。
※3:「サステナビリティビジネス構想」の詳細は、ブリヂストン企業サイト掲載のプレゼンテーション資料<https://www.bridgestone.co.jp/ir/library/strategy/index.html>を参照。