ブリヂストン社内ベンチャーのブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズは11月27日、ゴム人工筋肉を活用したソフトロボティクス事業の本格的な事業化に向け、新たにウェルビーイング( well-being / 伊語のbenessereが語原/ 健康的な幸せ感 )市場に参入する。
今回は、そうしたウェルビーイング市場参入の第一歩として11月28日から12月20日まで、京王井の頭線・小田急線下北沢駅高架下の複合施設「ミカン下北」で柔らかいロボット「Morph」を使った〝無目的室〟Morph inn Shimokitazawaを期間限定で開業する。
今回、上記の〝無目的室〟で提案されるゴム人工筋肉を搭載した柔らかいロボット「Morph」は、ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズとクリエイター集団Konelが共同で2024年4月に開発したもの。
ブリヂストンのゴム人工筋肉に自然界のモーションを収録・再生するテクノロジーを掛け合わせた「Morph」に体験者が自らをゆだね、ロボットに身をゆだねられる「無になる時間」を提供する。これにより普段は無意識に制御してしまう感情に向き合い、サウナや座禅、瞑想に次ぐ、目的から解放される感覚を味わうことができる新たなカルチャーの創造を目指す。
さて、そもそもブリヂストンは、タイヤやホースの開発・生産に係るノウハウを活用したゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)を用いて、ゴムの力を活かした柔らかいロボットで「ヒトとロボットの協働する柔らかな未来の実現」を目指している。
例えば、これまでゴム人工筋肉を指に適用したソフトロボットハンド「TETOTE」を開発し、物流倉庫や自動車部品工場に試験導入を試みたり、ファクトリーオートメーション現場などBtoB分野での事業化を推進してきた。
対して今回は一転して「ヒトとロボットの協働する柔らかな未来の実現」を掲げ、人がロボットのように働くのではなく、人が〝あるがまま〟でいることを受け入れてくれる柔らかいロボットを提案する。それは忙しい暮らしの合間に「人間性を回復」する体験を提供し、人々それぞれのウェルビーイングの実現を目指すものとなる。
〝無目的室〟Morph inn Shimokitazawaの概要は以下の通り
会期:2024年11月28日(木)〜12月20日(金)
場所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目6−4 ミカン下北 E街区2F E202「砂箱」
営業時間:11:00〜21:00(最終入店20:30)
休日:火・水
基本料金:初回1,500円(税込)~
共創パートナー:VIE株式会社、第一三共ヘルスケア株式会社、ZAKONE(NTT東日本グループ・エステー株式会社)、FAIRGROUND Bar&Wine shop、ミカン下北(京王電鉄株式会社・株式会社京王SCクリエイション・株式会社ヒトカラメディア)、Art Collective Ochill、日本草木研究所
※体験は当該URLから申込む
※プランの中には利用時期が限定されるものもある
※ ゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)の詳細についてhttps://www.bridgestone.co.jp/technology_innovation/rubber_actuator/
※ やわらかいロボット「umaru」の詳細についてhttps://www.bridgestone.co.jp/products/softrobotics/video/2024/01/5384.html