BPカストロール(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平川雅規)は11月28日、ブランドロゴ、パッケージの改訂を含むブランドの刷新を発表した。ちなみにパッケージ変更は、2024年より各製品毎に順次進める予定としている。
なお今回のブランド刷新は、市場に於けるカストロールの独自性に富んだポジショニングに加え、移り変わりの激しい市場のニーズ・ビジネス機会に柔軟に対応することを目的としているという。
カストロールは中核となる潤滑油事業を補完し、顧客に対して付加価値となるソリューションとサービスを提供する機会を常に模索している。
例えばCASTROL ON ブランド(国内未発売)では「電気自動車(EV)用トランスミッションフルード、サーマルフルード、グリース」等先進的な製品を取り揃え、英国では、最先端の電気自動車用製品のR&Dセンター開設に約6,000万ドルを投資することを発表している。
また先には、データセンターにて活用される液浸冷却フルードについて、Submer社(スペイン)の全製品に採用されることを発表した。
今回刷新されたブランド・アイデンティティについては、「広範な調査と分析に加え、関係者、お客様、業界の専門家から幅広く意見を伺い、それらを考慮して決定し、今後の包括的なブランド戦略立案・実行により、よりよい成果をもたらすと考えております。
潤滑油・サービスソリューション分野に於いて、より多様なお客様層にアピールすることを目指し、カストロールは従来のコアな強みと差別化要因とは何かに焦点を当て、新たなブランドロゴを、よりモダンでダイナミック、そしてより活き活きとしたデザインを採用しました。
新ロゴは、カストロールのアイコンである赤、緑、白のカラーを保ちつつ、デジタル時代に合わせ、ブランドが多くの人々の記憶に残りやすくなるよう設計されています」と話している。
またカストロール CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)のニコラ・バック氏(Nicola Buck)は、「今回刷新されたブランド・アイデンティティは、未来に対する投資、そして成長と成功に向けて新たな機会を創造するという弊社のコミットメントを編成したものです。
世界が変革期を迎え、炭素排出量実質ゼロを目指す中、モビリティと産業の世界はかつてないほどの速度の変化に直面しており、お客様はより持続可能なソリューションを希求しています。
カストロールが発展するためには変化が不可欠です。私たちは未来へ向けすでに準備できていることを世界に向けて示唆しています」とブランド・ロゴ刷新の意図を説明した。
加えてカストロール CEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー) のミシェル・ジュー氏(Michelle Jou)は、「すでに世界的に認知されているブランドを刷新することは、単に外観やメッセージを変えることではないと信じています。それはブランドの本質と今日の世界との関係を改めて構築し活性化することです。
私たちはお客様の声に耳を傾け、変革するニーズと理想を理解し、私たちの核となる強みを活かしつつ、お客様の心を動かすブランドになる必要があります。
ブランドの刷新とは、単に看板を変えることではありません。私の考えでは、それは成長、差別化、長期的な成功を促進するための戦略的責務なのです。さらに今回のブランドの刷新には、新たなサウンドロゴも含まれます。
このサウンドロゴは、刷新された外観とフィーリングをさらに強調するために制作されたもので、音楽と音響デザインにより、加速感、推進力、ダイナミックな動きを際立たせるものとなっています。
カストロールの新しい“ソニック”・アイデンティティは、ブランドの認知度と記憶を向上する上で、将来的に強力な資産となると考えます。
カストロールはこれらの変化により、より魅力的で、記憶に残る、効果的なブランド体験をお客様に提供できると確信しています」と述べている。