AirXは10月19日、自社パートナー企業のEHang社が中国国内に於いて空飛ぶクルマ「EH216-S」の型式証明を、中国民用航空局(CAAC)から正式に取得完了したことを明らかにした。無人電動垂直離着陸機(eVTOL)の型式証明の取得は、世界で初(EHang社調べ/2023年10月現在)だという。
型式証明(Type Certificates)は、航空機のモデル設計が、各国の航空局が定める安全基準および耐空性要件に適合していることを意味するもの。これは当該国に於いて〝旅客輸送無人航空機の商用運航を行う資格があることを証明した〟ことであり、空飛ぶクルマが飛び交う未来に一歩前進したことを示しているとAirXは宣言した。
ちなみにAirXは昨年1月にEHang社と販売パートナー契約を締結。これを踏まえ日本国内でのプレセールスを行なってきた。加えて今年6月に「EH216-S」を使用した国内での実証実験の事業主体として、アジア初(AirX調べ)の離島間の海上試験飛行を行った。
AirXでは、中国に於ける型式証明取得について、「当社は、本年8月に兵庫県で空飛ぶクルマ実装促進事業。神戸市でも神戸市空飛ぶクルマ社会実装促進事業 に採択されました。
また大阪湾ベイエリアにおける空飛ぶクルマの実機を活用した実証事業~“空の観光”創発プロジェクト~を推進し、引き続き実証を行なってまいります。加えてEHang社と連携し、CAACで型式証明取得できたノウハウを展開、日本での型式証明取得と商用運航の実現に努めます。
なお直近では、日本における空飛ぶクルマの社会受容性を高めるべく、東京ビックサイトで行われるジャパンモビリティショーに出展いたします。実機をご覧になりたい方は、是非ジャパンモビリティショーのAirXブースにお越しください」と話している。
ジャパンモビリティショー詳細
開催期間:2023年10月26日(木)~11月5日(日)
主催者サイト:https://www.japan-mobility-show.com
空飛ぶクルマの展示会情報や実証実験に関する情報は下記で確認されたい
(サービスについて)https://airx.co.jp/uav
(機体について)https://skyview.airos.jp/ehang