ABBは5月2日(スイス・チューリッヒ発)、ヨーロッパでの安全かつ持続可能な電化ソリューションに対する需要の高まりに応えるため、ベルギーのゲント近郊のエヴァーゲムに2,000万ユーロをかけて新たな射出成形製造拠点を開設した。
この最新の工場は、新しい射出成形機、デジタル技術、自動化ソリューションの導入を通じて、最新のエネルギー効率の要求を満たすように開発された。新たな施設は、2018年のGEインダストリアル ソリューションズ買収の一環でABBに加わった既存の施設を置き換えるもの。
当該施設では、サーキットブレーカー、ヒューズ、スイッチ、メーターなどの配電コンポーネントの保護ハウジングとして機能する配電エンクロージャを製造する。
なおABBによると、世界の電気エンクロージャ市場規模は、新しい建物の需要の増加、より効率的で信頼性の高い電気システムによる既存の建物の近代化、配電の進歩により、2024年段階の74億 2000万ドルから、2032年までに131億 5000万ドルへと倍増するという予測が掲げられている。