商用車大手のボルボ・グループ( ABボルボ/スウェーデン )と、ルノー・グループ( フランス )は3月22日( 欧州発 )、EV商用バン製造に係る合弁会社の設立が完了したことを明らかにした。
より具体的に両社は、先の2023年10月6日に双方で締結した拘束力を伴う合弁契約に従い、必要な全ての規制承認を取得。EV商用バン並びに関連のソフトウェアの開発を担う新会社「Flexis SAS」( フレキシス )SAS( Société par action simplifié / 単純型株式会社 )を正式に立ち上げた。
新会社は、脱炭素化ニーズが高まる都市交通のニーズに対応。拠点所在地はフランス国内に置き、まずはルノーとボルボ双方が3年間でそれぞれ3億ユーロ( 約490億円 )を投資する。
なお先の昨年10月時点で、法的拘束力のない覚書趣意書に調印した仏・海運大手CMA CGMグループも、自社傘下のエネルギーファンド「PULSE( 15億ユーロ規模で脱炭素化の促進を目指 す)」を通じて最大1億2000万ユーロ( 約196億円 )の戦略的投資を行う見通しだ。