RoboCar Mini EV Bus最新モデル外観
ZMPは7月21日、自動運転小型EVバスRoboCar Mini EV Bus(ロボカーミニEVバス/1回の充電で約230kmの走行が可能)の受注を開始した。車両本体価格は7,000万円(税別)、5台導入時1台あたり4,000万円(税別)。
同車は、バス専業メーカーANFUI ANKAI AUTOMOBILE Co,.Ltd(ANKAI社)との共同開発による小型EVバスをベース車両とし、ZMP独自開発の自動運転OS「IZAC(アイザック)」を搭載した自動運転小型EVバス。
自動運転車両の遠隔監視を行うロボットマネジメントクラウド「ROBO-HI(ロボハイ)」に対応、外部API連携により運行管理システムなどITサービス基盤との連携も可能としている。
RoboCar Mini EV Busは、2018年より空港制限区域等で実証実験を積み重ね、最新モデルは、バッテリー容量が従来モデルの約2.5倍となり、1回の充電で約230kmの走行が可能(走行距離は走行環境や自動運転の速度、乗員数等により変動)になっている。
ZMPでは、自社開発の安全機能に於いてシステム冗長化の仕組みを実現しているとしており、これを同バスに適用することで、運転手を必要としない無人自動運転(レベル4)の実現が可能だという。
RoboCar Mini EV Bus システム構成イメージ
導入のステップは、自動運転用マップの作成やZMPの安全機能を搭載した上で走行確認を実施していき、各走行環境によるセーフティーアセスメントを完了させ、無人自動運転の導入を実現させていく。
RoboCar Mini EV Bus主な仕様は以下の通り
全長×全幅×全高:6.61m×2.32m×2.87m
座席数:10席(跳上席含む)+1席(運転席)
ハンドル:右ハンドル
自動運転:最高速度50km/h(走行条件による)
航続距離:160~230km(エアコンオフ時)
充電時間:約60分※バッテリー残量40%の状態で400Vで充電を実施した場合の所要時間
バッテリー容量:リチウムイオンバッテリー 90kWh
自動運転システム:自動運転OS IZAC(アイザック)
自動運転方式:自律型(インフラに手を加えずに自動運転)
基本機能:自己位置推定、障害物認識、車両制御、マニュアルモード・自動制御モード切替 等
製品価格
RoboCar Mini EV Bus 7,000万円(税別)
2台セット導入パッケージ 1億円(1台あたり5,000万円)(税別)
5台セット導入パッケージ 2億円(1台あたり4,000万円)(税別)
※導入に際して自動運転用マップ作成等の費用が別途必要。