ZMPは7月13日、無人清掃ロボVacuuRo™(以下「バキュロ」)の販売開始を発表した。
ZMPは、これまで生活圏で人々の生活に密着するロボットとして、歩行速ロボ®を開発してきた。無人宅配ロボ「DeliRo®(デリロ)」、歩行速モビリティ®「RakuRo®(ラクロ)」、無人警備ロボ「PATORO®(パトロ)」を展開し、屋内外を含めたサービス導入を進めている。
今回、昨今の労働力不足によるサービスロボットへの期待が高まる中、特にオフィスや展示会場などの屋内のロボットでの実用業務として挙げられる「警備」「配送」「清掃」業務のうち、全自動での「清掃」を実現する無人清掃ロボ「バキュロ」の販売を開始する。
オフィスのエントランスやホテルや空港ロビーのフローリング清掃・水拭きが可能な清掃ロボ「バキュロ・ウェット」、およびカーペット環境に対応した乾式タイプの清掃ロボ「バキュロ・ドライ」を提供する。
バキュロは、世界で30か国で2500台以上の販売実績を有するGaussian Robotics社(以下「ガウシアン」)の開発した清掃ロボットをベースとしており、自律移動や障害物回避機能を備え、さらには壁際10~20cm程度までの清掃を可能とする性能を有す。
さらにZMPのクラウド型ロボット管理システムROBO-HI®(ロボハイ)と連携することで、バキュロの状態管理、タスク制御、スケジューリングなどを行えるほか、エレベーターや自動ドアとの連携についても実現することが可能となる。
製品は2021年7月13日より開催される「ZMP World 2021」にて実機およびデモンストレーションが公開される。
■主な製品仕様
– VacuuRo・ウェット
本体寸法:全幅700×全高1100×全長820㎜
重量:170KG(空タンク時)
最大掃除能力:約1500㎡/h
連続稼働時間:約2~6時間
タンク容量:清水24L/汚水18L
最大走行速度:3.6㎞/h
バッテリー:リチウムイオン
搭載センサー:LiDARセンサー、3Dカメラ、超音波センサー、バンパーセンサー、段差センサー
– VacuuRo・ドライ
本体寸法:全幅570×全高850×全長700㎜
重量:80KG
最大掃除能力:約1200㎡/h
連続稼働時間:約3~4時間
ダストバッグ容量:12L
最大走行速度:2㎞/h
バッテリー:リチウムイオン
搭載センサー:LiDARセンサー、3Dカメラ、超音波センサー、バンパーセンサー、段差センサー
■価格情報
湿式タイプ無人清掃ロボ「バキュロ・ウェット」:318万円(税別)~
乾式タイプ無人清掃ロボ「バキュロ・ドライ」:298万円(税別)~