データ計測システム「RoboDataLogger」エントリーパッケージ
ZMPは5月18日、データ計測システム「RoboDataLogger(ロボデータロガー)」のエントリーパッケージの販売を開始した。
昨今、先進運転支援システム(ADAS)の高度化・複雑化、自動運転機能を搭載した車両の登場、そして脱炭素社会へのシフトにより、開発競争が一段と激化。自動車メーカーや部品メーカーにおいては、開発段階におけるアルゴリズム・機能の検証、リファレンスデータの取得やテスト走行、市場投入後の走行評価など、様々な場面で膨大な走行データの取得・解析が必要となり多大な労力が必要となっている。
ZMPでは、複数センサーを同時に記録開始できるデータ計測システム「RoboDataLogger」により、本来必要となるシステム設計・開発工数の削減を支援していたが、今回、ADAS/自動運転用に特化した「エントリーパッケージ」の提供を開始した。
特長① 様々なセンサー構成&設定作業不要なシステム
ADAS/自動運転の研究・開発で必要となる3D-LiDAR、CAN、カメラ、GNSS・IMUなどのセンサー類や、SSD、キーボード、モニターなどデータ計測に必要な機材をパッケージ化している。
特長② 設定作業不要なデータロガー
一般的に、データロガーの利用においては各センサーのデータ出力仕様と、ロガー設定項目を調査し、検証を交えながら設定を行う事前作業が必要となる。このパッケージでは、必要な機材と面倒な設定作業をセットで提供するため、パッケージの購入後、すぐにデータ計測を開始することができ、作業工数の削減が可能となる。
通常のデータロガーとの使用手順比較イメージ
特長③ 手元スイッチで操作が行え、技術知識は不要
データ計測開始は付属のスイッチボックスを運転席から操作して計測開始・停止が可能。また走行中にスイッチON/OFFすることにより合流や渋滞などの特に欲しいシーンのみをピックアップして計測することも可能となる。
– 製品価格・納期
製品価格:RoboDataLoggerエントリーパッケージ 160万円(税抜)
標準納期:発注後1.5ヶ月
– RoboDataLogger エントリーパッケージ
https://www.zmp.co.jp/products/robotest-solution/robo-data-logger#package