ZMPは3月8日、自動運転小型EVバス「RoboCar Mini EV Bus」の無料試乗会を開催すると発表した。
現在「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という宣言のもと、世界的に脱炭素化社会に向けた取り組みを実施することが求められている。さらに日本国内での労働 人口減少を受け、省力化・省人化が求められている。
RoboCar Mini EV Busはコンピューター制御が可能な小型EVバスに、LiDARやステレオカメラなど自動運転に必要なセンサ類と自動運転の頭脳となるIZAC®を搭載し、自動運転を可能としている。また自動運転車両の監視と最適な配置を可能にするクラウド管理システム「ROBO-HI®」も提供している。ROBO-HIは遠隔操作やすれ違い制御など複数車両に対応したシステム管理が可能であり、また外部システムとのAPI連携にも対応し、様々なITサービス基盤とのデータ連携も可能となっている。
RoboCar Mini EV Busは、ベース車両として中国ANKAI製の完全EV車両を採用、自動運転化することにより「自動運転×EV」にて脱炭素化及び省人化への貢献が可能。工場・プラントや空港内をはじめとする、私有地内におけるモビリティとして活用できる。また複数台の導入や、まずベースとなる小型EVバスの導入をし、その後自動運転システムを実装していく、など多様な導入プランが用意されている。
ZMPは、自動運転開発・実装プロジェクトで蓄積してきたノウハウを基に、実運用を見据えた導入・運用を支援する。そして今回、RoboCar Mini EV Busの導入を検討している顧客向けに、テストコース上の自動走行を体験できる、無料試乗会を開催する。
■RoboCar Mini EV Bus自動運転試乗会
開催日程:2022年4月6日(水)、7日(木)
試乗時間:13:00~、14:00~、15:00~、16:00~
開催場所:日本自動車大学校 千葉県成田市桜田296―38
参加料:無料
■小型EVバス仕様
使用車両:ZMP製RoboCar Mini EV Bus
※ベースのEVバスは中国ANFUI ANKAI AUTOMOBILE社製
乗車定員:11名(運転席含む)
全長×全幅×全高:6.61m×2.32m×2.87m
車両重量:8,320kg
ハンドル有無:有
最高速度:69km/h
最高出力:181kW
満充電走行距離:60~80km(A/C off時)
充電時間:約60分
※リチウムバッテリー残量40%の状態で400Vで充電を実施した場合の所要時間
自動運転の方式:自律型(インフラに手を加えずに自動運転)
基本機能:自己位置推定、障害物認識、車両制御、マニュアルモード・自動制御モード切替 等