ゼンリン、ニッポンレンタカーサービス(以下「ニッポンレンタカー」)、東京センチュリーの3社は3月16日、ゼンリンが、2021年12月22日より開始した長崎県長崎市での観光型MaaSの実証実験において、協業を開始したと発表した。
今回の協業では、長崎市野母崎をはじめとする、郊外エリアの魅力ある観光スポットへの移動の利便性向上と旅行者の観光エリアの周遊活性化を推進するため、レンタカーを活用する。
具体的には、ゼンリンが2022年3月16日より提供している、長崎市が持つ歴史・文化等の観光情報と公共交通サービスをデジタル化したアプリケーション「STLOCAL(ストローカル)」を通じて、ニッポンレンタカーが提供する特設プランでのレンタカー予約を可能とする。
また同プランでは、ニッポンレンタカーのレンタカーを利用できることに加え、野母崎の飲食店・小売店で利用できるクーポンも提供する。「STLOCAL」にレンタカー予約の機能が付加されることにより、市街の各観光スポットから、郊外地域への周遊の活性化に寄与することを目指す。
ゼンリンと東京センチュリーは、2021年3月に業務提携契約を締結し、両社の強みを掛け合わせたモビリティサービス等の分野における協業について協議してきた。今回の協業は、両社による業務提携契約の締結後、第一弾の取り組みとなる。