横浜トヨペットは9月28日、中古車個人間売買サービスの『モビリコ』の本格的なサービス展開を開始した。
新型コロナウィルスの影響の長期化に加えて、半導体不足による新車減産の影響もあり、国内における中古車市場の需要は増加傾向、中古車価格は高騰しており、手数料や消費税のかからない自動車の個人間売買に注目が集まっている。
一方で横浜トヨペットの調査では、約7割の人が中古車の個人間売買については「あまり安心できない・安心できない」としており、「トラブルが発生しそう」「車の状態が分からなくて不安」「クレーム対応が不安」など、個人間取引ならではの不安が見られた。
そこで、神奈川県でトヨタ正規販売店3社を運営するウエインズグループの横浜トヨペットでは、そのような個人間売買にまつわる不安を解消し、安心・安全な取引を実現するCtoCプラットフォームとして、『モビリコ』を開発した。
『モビリコ』は、中間コストの大幅削減や消費税が不課税となることで売り手も買い手もメリットが大きいC2Cにおいて、課題とされる手続きの煩雑さやトラブル時の対応等を解消するべく、出品・購入申請から売買成約後の搬入・納車までの手続き(名義変更・成約代金授受)は、事務局スタッフがフルサポートする。
また、トヨタ正規販売店で点検・整備に対応したメンテナンスパック加入の条件を満たした中古車のみが出品できるため、品質に関しても高水準を担保。購入を検討の際は横浜トヨペットの店舗で実車を確認できるため、より一層安心な取引を実現する。
出品価格は、「かんたん査定機能」で算出される査定金額と中古車販売店の小売価格を比較して決めることができる上、出品を迷っている人のための「お試し出品機能」でどのくらい購入希望者がいるのか事前に知ることも可能だ。
『モビリコ』は、車両検索機能のアップデートや車両情報の充実化、双方向のコミュニケーションツールとして高次元なUI/UXを実現し、2022年度には登録車両65,000台・出品台数8,000台を目標としている。また、現在の出品者は横浜トヨペットの顧客に限定されているが、2022年1月からウエインズグループのトヨタカローラ神奈川とネッツトヨタ神奈川でも対応予定。段階的にエリアを拡大し、将来を見据えた更なるサービスの拡張を図るとしている。
■『モビリコ』の中古車個人間売買の特徴
1.正規ディーラーがフルサポートする中古車C2C
かんたん査定機能:短時間で簡単な質問に答えるだけで登録したクルマの査定価格を算出する
お試し出品機能:購入申請がされることはなく、希望者から出品の要望が届くので出品時の引き合いが事前に分かる
2.修理保証オプションとアフターサービスの充実
3.点検通知機能やスタッフとのトーク機能など、カーライフにおける利便性を追求
4.個人間売買でもローン購入が可能