横浜ゴムは、6月21日、掛川市の海岸防災林強化事業「掛川モデル」の一環として、5月26日に同市の三俣地内で開催された「市民協働による希望の森づくり 潮騒の杜植樹祭」に、平塚市の社会福祉法人進和学園を通して苗木260本を提供したことを発表した。
同社が、同事業に苗木を提供するのは今年で4回目。植樹祭には地元自治体や掛川市民をはじめ、横浜ゴム従業員とその家族57名を含む企業・団体などから約620名が参加し、合計3000本の苗木を植樹した。
同社では、2012年から海岸線を含む掛川市内各所で植樹活動を行う「希望の森づくり」の企業パートナーとなっており、これまでも掛川市に苗木を提供してきた。
ちなみに、「掛川モデル」はこのような掛川市の活動実績をベースに2015年からスタート。
南海トラフ巨大地震で予想される太平洋沿岸地域での津波被害を低減させるため、宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)が提唱する、森の防潮堤を海岸線およそ10キロメートルに約20年かけて築く事を目指している。
横浜ゴムはこれまでに、この取り組みに対し、累計2135本の苗木を提供している。