横浜ゴムは、11月4日、独・BMW社が発売したBMW X3 Mパフォーマンス車両の新車装着(OE)用タイヤとして、「ADVAN Sport V105(アドバン・スポーツ・ブイイチマルゴ)」の納入を2018年4月より開始したことを発表した。
Mパフォーマンスとは、BMWグループ傘下で主にモータースポーツ関連の開発を行うBMW M 社がパワートレイン及びシャシー等をチューニングしたスポーティモデル。
2018年9月に発売されたX3のMパフォーマンス車両である「X3 M40d」は、日本では初導入となる直列6気筒ツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載するなどで、走行性能を強化している。
今回、同車両に採用された「ADVAN Sport V105」は横浜ゴムのハイパワー・プレミアムカー向け高性能タイヤ。
特徴は、同社によると「高いドライビングパフォーマンスを発揮するとともに、優れた快適性や安全性を高次元でバランスさせている」点。
また、今回新車装着されたタイヤはBMWと共同開発したもので、タイヤサイドにはBMWの承認を示す★印(スターマーク)を刻印。
装着サイズはフロント用が245/45R20 103Y、リア用が275/40R20 106Yとなる。
横浜ゴムは、2018年からスタートした中期経営計画「GD2020」のタイヤ消費財戦略に「プレミアムタイヤ市場における存在感の更なる向上」を掲げている。
今回のX3 Mパフォーマンスへのタイヤ供給も、その具体的な戦略のひとつ。
同社では、今後も「プレミアムカー戦略」に取り組むことで、「技術と品質で選ばれるタイヤメーカーを目指す」という。