横浜ゴムは、東日本大震災の被災者支援の一環として、乗用車用タイヤ32本を日本カーシェアリング協会に寄贈した。
日本カーシェアリング協会は、生活に不自由を強いられている被災者や、支援団体に車を提供するカーシェアリングを行っており、横浜ゴムはこの活動に賛同し、2015年から毎年タイヤを寄贈。
今回、寄贈したタイヤは、4月11日から13日までの3日間、宮城県石巻市にある石巻専修大学で開催された「2018年春の学生整備プロジェクト」で、被災者が使用する車両へ装着された。
日本カーシェアリング協会は、東日本大震災の復興支援活動の一環として、震災直後の2011年4月から車の寄付を集め、仮設住宅や在宅避難の方々を対象にカーシェアリングのサポートを開始した。
2012年2月からは、石巻市より「カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンター」の運営を受託。
以降、仮設住宅や復興住宅などでの非営利のカーシェアリング、生活困窮者や非営利組織への貸し出し、地域振興のための貸し出しを行っている。
また、全国で発生する自然災害で車を失ってしまった人たちに、車を一定期間無料で貸し出し生活再建を支援。
寄付で集まった211台の車を活用し、「寄付車を活用した社会貢献のモデルづくり」を目指して活動をしている。
「学生整備プロジェクト」は、石巻専修大学の理工学部機械工学科自動車工学コースで、授業の一環として毎年春と秋の2回、タイヤ交換のシーズンに合わせて実施。
今回は、自動車工学コースの2年生13人、3年生7人、4年生12人、大学院生1人の計33人が参加し、タイヤ交換、オイル交換、点検作業などを行った。
■一般社団法人 日本カーシェアリング協会:http://www.japan-csa.org/