ヤマハ発動機は、電動スクーター「EC-05」を台湾で8月1日に発売する。
ヤマハ発動機では昨年9月、台湾のゴゴロ(Gogoro)と台湾市場におけるEVビジネスの協業に向けた検討を開始。EC-05は、その協業活動で開発した電動スクーターとなる。
EC-05は、ゴゴロの市販車のプラットフォームをベースに、ヤマハ発動機がデザインを行ったもので、ヤマハブランドの車両として、現地法人ヤマハモーター台湾の販路を通じて販売。
ゴゴロ・エナジーネットワーク社によって台湾国内に設置された1,200カ所以上のバッテリー交換ステーション「GoStation」が利用できる。なお、生産はゴゴロが行う。
ヤマハ発動機は、昨年末に発表した長期ビジョンならびに中期経営計画において、同社の強みを生かして解決可能な重要な社会課題の一つとして「環境・資源課題」を特定し、2050年までに自社製品からのCO₂排出量を2010年比で50%削減することを目指している。
その解決方法として、小型電動製品の製造・販売を推進する方針を掲げており、今回のEC-05は今後継続的に市場投入を行っていく電動製品戦略に沿った今中期における最初の製品。
2002年の「Passol」、2005年の「EC-02」、2010年の「EC-03」、2014年の「E-Vino」に続き、ヤマハ発動機として5車種目の電動二輪市販車となる。