ヤマハ発動機は3月7日、グループ会社として昨年6月に設立したコロンビアの金融サービス会社「Yamaha Motor Finance Colombia(ヤマハ・モーター・ファイナンス・コロンビア/以下、YMFCO)」が、一般消費者向けおよび販売店向けの金融プログラムを立ち上げ、実質的な営業を開始したと発表した。
ヤマハ発動機は、二輪車の需要伸長が見込まれるコロンビアを南米に於ける重要な市場の一つと位置付け、事業拡大を目指していることから、今回の一般消費者向け金融プログラムの稼働により、最新のIT技術を活用した迅速かつ安定的な金融サービスを提供。ヤマハブランドの二輪車を安心して購入できる選択肢を提供することで、新たな顧客を獲得し、販売拡大に繋げていきたいとしている。
YMFCOでは今後、ファイナンスの対象をスペアパーツやアフターサービスへも拡大すると共に、保険事業やリース事業などの展開も予定。また、ヤマハの楽器や音響機器もサービス対象に加えていくと云う。
<YMFCO概要>
– 会社名:Yamaha Motor Finance Colombia S.A.S.
– 設立:2022年6月7日
– 所在地:コロンビア メデジン市
– 資本金:38,600百万コロンビアペソ(約12億円相当)
– 株主:ヤマハ発動機80% / インコルモトス・ヤマハ20%
– 代表者:Andres F. Cadavid
– 従業員数:18名(内、駐在員1名)
– 事業概要:コロンビアでの金融サービス事業の提供。
ヤマハ発動機は、昨年2月発表の中期経営計画に於いて、金融サービス事業を既存事業を支えるための重要なコア事業と位置付けていることから、今後も各地域に於いて、製品販売事業との協力体制をより一層強化。新たな顧客獲得を目指すと共に、製品・金融サービスの継続して利用できるよう取り組み、中期経営計画の最終年度である2024年度には、債権残高5,000億円規模への成長、ROAは3%水準の確保を目指すとしている。