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2018年6月1日【テクノロジー】

ヤマハ発動機、知能を持ち“転ばない”電動バイク展示【人くる2018】

NEXT MOBILITY編集部

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ヤマハ発動機は、AI搭載により人を認識し、自立制御システムで停止時も直立する電動バイク「MOTOROID(モトロイド)」を、5月23日〜5月25日に開催された「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」(神奈川県・パシフィコ横浜)で展示。実際のデモ等も行うことで、多くの話題を呼んでいた。

 

 

 

このコンセプトバイクは、2017年10月開催の「東京モーターショー2017」で初展示されたもの。

今回はモーターショーの時より間近でそのデモが見られるとあって、同社のブースはかなりの賑わいを見せていた。

 

 

リアにインホイールモーター、車両中央の本来エンジンがある位置にリチウムイオンバッテリーを搭載したこの電動バイクは、「人とマシンが共響するパーソナルモビリティ」として、同社が概念検証実験を行っているもの。

 

 

特徴は、まず画像認識AIの搭載。顔認証で所有者のみに反応し、手招き等で自ら前進/後進等を行うジェスチャー認識もおこなうことだ。

 

 

また、バイク自らが重心をコントロールすることも可能。そして、その制御を行う自立制御システムが「AMCES」だ。

仕組みは、同社がAMCES軸と名付けたメインフレームが軸となり、バッテリーやリアアーム、リアホイール周り等が回転、その動きを電子制御によりコントロールするというもの。

 

 

これにより、停止時にライダーが跨がらずとも、自ら直立状態を保つことができる(今回のデモ機には、安全のため補助輪がついているが、本来は不要)。

 

 

また、メインフレーム下に搭載したリチウムイオンバッテリーがカウンターウェイトの役割をするため、車両を右または左側に押しても、自律で再び直立状態に戻ることが可能だ。

 

 

会場では、来場者のボランテアを募り、そのデモも実施。押しても倒れない2輪車の動きに、多くのギャラリーが釘付けになっていた。

 

 

同社では、今後、このバイクにバックカメラを搭載し、自動で後進し駐車ができるようにする等、様々なアップデートを行う予定だ。

 

【参考動画】

 

(ヤマハ発動機公式チャンネルより)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。