なお、この世界大会に先駆けて、世界22カ国/地域のYTA認定整備士の中から各国地域の代表を決める予選大会を行う。
ちなみに、YTAとは「世界中のヤマハ販売店で、どこでも均一で高品質なサービスが受けられること」を目的に掲げ、同社が2000年から実施しているもの。2018年7月現在、46拠点・約3万4000人がYTA認定整備士としての資格を有している。
参加人数は国や地域によって異なるが、先日7月4日(水)に開催した日本大会決勝では約2200人の整備士の中から1名の日本代表選手が決定。
10月17日の本戦では、19の国・地域からなる21名の整備士達が、静岡・磐田のヤマハ発動機本社に集結し、世界一の整備士を決める予定だ。
この大会の競技種目は、故障診断競技とお客様対応競技の2種類。大会で優勝するためには、「高い整備技術」、「わかり易い説明」、「感動する対応」の3つの条件が不可欠となる。
同社は、これらを「即席ではなく、普段の仕事から身に付けていくもの」だとし、今回開催するWTGP2018を通じ、二輪整備士により高いモチベーションとさらなるスキルアップの喚起を促すことを目的にしている。
また、それらにより、ヤマハのバイクを扱う世界の整備士のレベルアップによる顧客満足度の向上や、アフターサービスの重要性を各方面に周知したい意向だ。
【開催概要】
■大会名称
WORLD TECHNICIAN GRAND PRIX 2018 ※通称WTGP2018
(ワールドテクニシャングランプリにせんじゅうはち)
■開催日時
2018年10月17日(水)
■開催時間
9:00~16:40
■会場
ヤマハ発動機株式会社(静岡県磐田市新貝2500)
開閉会式:コミュニケーションプラザ3F
競技 :YTAグローバル教育センター
■競技内容
- 故障診断競技 :不具合想定車両での的確な故障診断と修理技術
- お客様対応競技:納車時における修理結果の説明および純正部品の訴求を含めたアドバイス
■競技クラス2クラス制
スポーツモデルクラス/ コミューターモデルクラス
■目的
ヤマハ二輪整備士のスキルアップの喚起およびモチベーションの向上による顧客満足度向上を図る。また二輪業界全体の整備士の地位向上を目指す
■大会スケジュール(予定)
9:00~開会式
(代表取締役 副社長執行役員 渡部 克明からの開会挨拶、競技説明、選手宣誓、開会宣言)
10:00~午前競技開始(故障診断競技、お客様対応競技)
13:00~午後競技開始(故障診断競技、お客様対応競技)
16:00~表彰式
(執行役員 CS本部長 田中 康夫による講評、優勝者インタビュー、代表取締役社長 社長執行役員 日高 祥博(※)による総評、記念撮影)
16:40終了
■特設ホームページ(日本語)
https://global.yamaha-motor.com/business/mc/wtgp2018jp/
※本大会への一般観客の来場はできない
【参考動画】