ヤマハ発動機は１０月２５日、1980年代のGPファクトリーマシンを彷彿させるスポーツヘリテージモデル「XSR900GP」を欧州向けに発売すると発表した（日本でも2024年夏以降に発売予定）。

XSR900GPは、発売に先立ち、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023 （ジャパンモビリティショー／※1）」および来月7日からミラノで開催される「EICMA 2023（国際モーターサイクルエキシビション）」に出展される。

“The Embodiment of Yamaha Racing History（ヤマハレースヒストリーの体現者）”をコンセプトに開発されたXSR900GPは、「XSR900」をベースに、ワインディングロードを心地よく駆け抜けることができる性能と、スポーティなハンドリングが堪能できるよう作り込みが行われ、デザインに於いては、グランプリマシン風の新外装を採用。ヤマハ発動機が世界最高峰のロードレースで培ってきた歴史とスピリッツが表現されていると云う。

［主な特徴］

・80年代のグランプリマシンYZR500をオマージュした新外装。
・セパレートハンドルの採用とそれに伴うライディングポジションの全面見直し。
・車体剛性のチューニング。
・ブリヂストン製「バトラックスS23」タイヤの採用と、これに連動した前後サスペンション。のバネ定数と減衰特性のリセッティング、コントロール性を高めたブレーキホースなどの足回り。
・YRC（ヤマハライドコントロール）やクルーズコントロールシステムなどのライディングアシストテクノロジー。
・つながる機能搭載の5インチフルカラーTFT メーターやType-CのUSBソケットなどの便利な機能。

※1：日本自動車工業会が主催。プレスデーは10月25日～26日。オフィシャルデーは26日。特別招待日は27日。一般公開は28日～11月5日。