ヤマダホールディングスは4月26日、傘下住宅メーカーのヤマダホームズ に於いて、同社が展開する次世代住宅「YAMADAスマートハウス」と、韓国自動車メーカーのヒョンデ(Hyundai )の新型電気自動車(EV)「KONA (コナ)」のセット販売を開始すると発表した。
YAMADAスマートハウスとは、「太陽光発電」や「V2H(Vehicle to Home/※1)」に加えて、動く蓄電池として「EV」をも標準装備するなど、IT技術を駆使、生活をより便利で快適にすることを目指した住宅で、同社では、この住宅を、〝くらしまるごと〟戦略の下、グループシナジーを最大化することで生まれた〝究極の次世代住宅〟と称している。
今回、このYAMADAスマートハウスとセット販売されるEVに、「Hyundai Mobility Japan(ヒョンデモビリティジャパン)」が販売する「KONA(コナ)」が追加。27日に、ヤマダデンキ創業の地である前橋・吉岡エリアにある「Tecc LIFE SELECT(テックライフセレクト)前橋吉岡店」の敷地内に「KONA」を備えたモデルハウスがオープンした。
昨年11月に発売された「KONA」は、一充電走行距離が456km(WLTCモード、自社測定値/※2)の48.6kWhバッテリーあるいは541km~625kmの64.8kWhの駆動用バッテリーを搭載(2種類から選択可能)し、「V2L(vehicle to Load/※3)」や「V2H」にも対応。また、様々な最新世代の先進運転支援システムに加えて、ARナビやBOSEプレミアムサウンド(共にグレード別設定)を搭載するコンパクトサイズの電動SUV。
ヤマダホームズでは、このEVの未来的なデザインや優れたドライビングパフォーマンス、そして大容量バッテリー(Voyage/Loungeに標準装備)に着目しており、スマートハウスに於ける家庭用蓄電池として家庭のエネルギーインフラを十分にサポートするものとして期待。ヒョンデでは、今回の提携を通じて、これまでにない新しい顧客との接点が生まれることに期待を寄せていると云う。
※1:EVやプラグインハイブリッド車(PHEV)のバッテリーに貯めている電力を、自宅で使用できるようにするための機器。
※2:テュフラインランド社が試験を実施し、RDW(オランダの公的機関)が承認した自社測定値。一部テスト車両は日本導入仕様と細部が異なるため数値は参考値となる。
※3:EVやプラグインハイブリッド車(PHEV)のバッテリーに貯めている電力を、家電機器などで使用できる機能。