三菱自動車工業とヤマダデンキは6月29日、ヤマダデンキの神奈川県、埼玉県の5店舗(*1)にて、三菱自動車の軽EV「eKクロス EV」と軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」の法人向け新車販売を、7月4日から開始すると発表した。
両社の間では、2010年にヤマダデンキの一部店舗で三菱自動車のEV「アイ・ミーブ」を新車販売するなど、これまでにもEV販売で協業した実績があるが、今回の協業では、三菱自動車の国内販売子会社である東日本三菱自動車販売(以下、東日本三菱)の営業地域で法人向け自動車販売を手掛けるヤマダデンキの5店舗に於いて、軽EVの新車販売を開始し、今後、販売店舗を11店舗まで増やす計画。
購入後のアフターサービスについては、東日本三菱と連携し、ヤマダデンキがパートナー(*2)と構築している整備ネットワークにて行っていくと云う。
ヤマダデンキでは、「創造と挑戦」の理念の下、電気自動車を「21世紀の新しい家電」と位置づける新たな発想とサービスの融合を実現すべく、これまでEV周辺事業であるバッテリーチャージング事業、スマートハウス事業、自動車整備事業(ヤマダ車検)など、次世代モビリティ・ビジネスの構築を綿密に準備。
三菱自動車との再度協業で、一連のEV周辺事業の中心商材である新車EVの販売を開始することを契機に、これまで培ってきたEV用充電器や太陽光発電システム・V2H (Vehicle to Home)の販売・設置工事請負事業、自動車整備など、その周辺サービス事業を更にスケールアップし、日本最大級の店舗ネットワークの強みを活かした「EVのワンストップサービス」を提供することで、社会・環境の貢献に資する新たな可能性を追求していくとしている。
三菱自動車は、軽EV「eKクロス EV」と軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」という身近なEVの商品ラインアップが揃った事を機に、EV周辺設備に関するビジネスノウハウを持つヤマダデンキと再び協業し、EV活用の提案と利便性の高いサービスを提供することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していくとしている。
*1:(神奈川県)テックランド横浜本店、テックランド横浜泉店、家電住まいる館YAMADA戸塚店。(埼玉県)テックランド大宮宮前本店、Tecc LIFE SELECT 春日部本店
*2:一般社団法人日本自動車車体補修協会(JARWA)。
[会社概要]
<三菱自動車>
– 会社名:三菱自動車工業株式会社
– 本社所在地:東京都港区芝浦三丁目1番21号
– 代表者:代表執行役社長兼最高経営責任者 加藤隆雄
– 事業内容:自動車の開発・製造・販売および関連事業
– 創立:1970年
<ヤマダデンキ>
– 会社名:株式会社ヤマダデンキ
– 本社所在地:群馬県高崎市栄町1番1号
– 代表者:代表取締役社長 上野 善紀
– 事業内容:家電・情報家電等の販売及び住まいに関する商品販売
– 創立:2020年(*)
*(株)ヤマダ電機から(株)ヤマダホールディングスへ持株会社体制への移行に伴い、家電・情報家電等の販売および住まいに関する商品販売事業を継承。