ポルシェジャパンは3月5日、「タイカン クロスツーリスモ」、「タイカン4S クロスツーリスモ」および「タイカン ターボクロスツーリスモ」の予約受注を同日より日本全国のポルシェ正規販売店にて開始すると発表した。
ポルシェは、タイカンにクロスツーリスモを追加することでフル電動スポーツカーシリーズのモデルレンジを拡大し、 持続可能なモビリティの体系的な追求を継続する。
タイカン クロスツーリスモは、タイカンのスポーツサルーンと同様に、800Vアーキテクチャーによるエレクトリックドライブを採用。さらに、4WDとアダプティブエアサスペンションを備えた新しいハイテクシャシーを採用している。ヘッドルームは、後席乗員のために47mm高くなり、積載量は1,200リッターを超える。
「ポルシェは、2019 年の最初のフル電動スポーツカーの市場投入とともに重要なメッセージを発信しました。私達は持続可能なモビリティのパイオニアを自認しており、2025年までにポルシェが提供する全ての新車の半数が電気自動車、またはエレクトリックドライブを搭載するプラグインハイブリッド車になると考えます。2020年には、ヨーロッパで販売した全ての車両の3分の1にエレクトリックパワートレインが搭載されていました。未来はE-モビリティのものです。私たちは、タイカンクロスツーリスモによって、この方向へとさらに大きな一歩を踏み出します」と、ポルシェ AG取締役会会長のオリバー・ブルーメは、ワールドプレミアにおいて述べた。
モデル展開は3つのモデルが用意され、全てのモデルに総容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラスが標準装備される。
・ タイカン 4クロスツーリスモ
280kW(380PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力、350kW(476PS)、0-100km/h 加速タイム 5.1 秒、最高速度 220km/h、航続距離 (WLTP) 389456km
・タイカン 4S クロスツーリスモ
360kW(490PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力 420kW(571PS)、0-100km/h 加速タイム 4.1 秒、最高速度 240km/h、航続距離 (WLTP) 388452km
・タイカン ターボクロスツーリスモ
460kW(625PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト 出力 500kW(680PS)、0-100km/h 加速タイム 3.3 秒、最高速度 250km/h、航続距離 (WLTP) 395-452km
全モデルに4WDとアダプティブエアサスペンションを備えたハイテクシャシーが標準装備され、オプションのオフロードデザインパッケージは最低地上高を最大30mm増やしている。同社は、クロスツーリスモは難易度の高いオフロード地形の走行も可能で、標準装備の「グラベルモード」がラフロード走行への適合性を向上させているとしている。
■希望小売価格(消費税込み)
– タイカン クロスツーリスモ:¥13,090,000
– タイカン 4S クロスツーリスモ:¥15,020,000
– タイカン ターボクロスツーリスモ:¥20,240,000