WILLERは、京都府の協力のもと、生活に必要な交通サービスの確保による生活水準の向上と地域経済の活性化を目指し、京都丹後鉄道沿線地域におけるAIオンデマンド交通導入実証実験(※1)を2021年1月26日から2月22日に京丹後市で実施すると、1月8日発表した。
※1: 令和2年度国土交通省「日本版MaaS推進・支援事業」の一環として、新たなモビリティサービスによる地域の交通課題解決に向けたモデル構築推進を目的とし、実施する。
WILLERは、地域交通を面的に支えたいと考え、2015年度から上下分離方式で運営されることになった京都丹後鉄道の運行を開始し、鉄道の魅力や利便性の向上、沿線地域交通の充実等に取り組んでいる。昨年度からは、MaaSの実証実験に取り組み、日本初の距離制運賃に対応したQR決済システムの導入等を実施している。今年度からは、京都丹後鉄道の駅を拠点に、新たな交通サービスとして、AIオンデマンド交通を導入することを目指し、第1弾として京丹後市で実施する。
京丹後市は、少子高齢化が進んでおり、2045年には65歳以上が約49.5%に上ることが予測されている(※2)。また、地域郊外型の都市計画となっており、毎日の生活に必要な買い物、通院、通勤・通学などにおいてマイカーが欠かせない状況となっている。このような状況下において、免許を返納したい高齢者が自由に外出できることや共働きによる家族の送迎の負担軽減をはじめ、家族での外食や地域交流の場へも気軽に参加できるような新しい交通サービスが求められている。
※2: 参照:国立社会保障・人口問題研究所によるデータ
また、コロナ禍においては、ライフスタイルが変化し地元で生活する時間が増え、生活圏内を安心してストレスなく移動できるサービスが求められている。
この実証実験では、これらの社会課題の解決を目指し、自宅2㎞圏内の暮らしにおける生活移動にマイカーや自転車の代替えになる、行きたい時に行きたいところへ自分の思い通りに動くAIオンデマンド交通「WILLER mobi」を提供する。外出のストレスがなくなり商業施設への来店が増えること、また駅やバス停までの移動で利用いただくことで公共交通の利用が増えることで、地域経済が活性化し、その結果人と街の絆がより深まるようなサービスの提供を目指している。
「WILLER mobi」は、地域で暮らす人々が移動手段を共有する新しい交通サービス。どこかへ出かける際にアプリや電話で車両を呼び出すと、指定した場所へ10分程度での配車が可能で、目的地までスムーズに安心して移動でき、自宅から約2kmの生活圏内をちょい乗りしながら自由に移動できる。AIルーティング(※3)による効率的な運行と需要の先読みが可能で、移動時間やコストを最適化することができる。
※3: ユーザーの予約状況(乗車・降車場所、利用時間)に合わせ、AI(人工知能)が最適なルートや運行スケジュールを算出し、最適な配車や運行を行うことができるサービス。
■利用可能サービス
<AIオンデマンド交通「WILLER mobi」>
– 対象エリアおよび期間
・京丹後市峰山町エリア
令和3年1月26日(火)~2月8日(月) 8:00~17:00
・京丹後市峰山町・大宮町エリア
令和3年2月9日(火)~2月22日(月) 8:00~17:00
(2月12日(金)・13日(土)・19日(金)・20日(土)のみ、18:00~25:00も利用できる。)
– 利用方法:乗車場所と目的地を決め、アプリまたはコールセンター(050-2018-0107)より予約
– 料金:無料
<利用可能なその他のサービス>
– 「WILLER mobi」と公共交通のスムーズな乗り継ぎを検索
– タクシー配車予約
– デリバリーサービス
■無料モニター応募方法
①応募フォーム(右のQRコード)にアンケート・必要事項を入力の上お申込み
②応募用紙(http://trains.willer.co.jp/campaign/mobi_demonstration/)にアンケート・必要事項を記載の上、FAX(0772-25-2380)またはメール(tantetsu-eigyo@willer.co.jp)にてお申込み