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2025年2月20日【イベント】

ウィル、天王洲・キャナルサイドでアートを楽しむワークショップ

坂上 賢治

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電動車いす開発を担うWHILL(ウィル)、一般社団法人 天王洲・キャナルサイド活性化協会、電通の3社は、東京・天王洲の街区と、展覧会場としての寺田倉庫G1ビル号を舞台に、近距離モビリティでアートイベントを巡る近未来のアート鑑賞やまちの在り方を共創する。

 

より具体的には、障害の有無や年齢に関係なく誰もがアート鑑賞を楽しめる社会を見据え、近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」のユーザーと共にアートイベントを巡ることで、〝まちづくり〟に新たな発想をもたらす創発ワークショップ「ウィルでふだんクエスト at 天王洲・キャナルサイド プロジェクションマッピング HOKUSAI IMMERSIVE ART」が実施される。

 

更に東京・天王洲の街区および「動き出す浮世絵展 TOKYO(主催:動き出す浮世絵展TOKYO実行委員会)」の展覧会(東京都品川区東品川2-6-4 寺田倉庫 G1ビル号)を開催する(2025年2月21日)。

 

 

さて今回の取り組みは、2024年4月の改正法施行による合理的配慮の義務化や、国内65歳以上人口が総人口の3割に迫るなど加速する高齢化を背景に、アート鑑賞においても障害の有無や年齢に関わらず、誰もが芸術文化に触れて感動を共有できる社会を目指した動きが広がりつつあること。そして国交省や国際芸術祭でも、歩行空間や散策をテーマとした取り組みが活発化するなど、歩行空間の重要性が高まっていることに着目したもの。

 

このワークショップは、天王洲のアートイベントとして2月21日~24日の夜間に開催される「天王洲・キャナルサイド プロジェクションマッピング HOKUSAI IMMERSIVE ART」および「寺田倉庫 G1ビル」にて開催されるなかで、浮世絵の世界に没入できる体感型デジタルアートミュージアム「動き出す浮世絵展 TOKYO」も実施される。

 

加えてより、まちを楽しむための新たな仕掛けやアイデアを生み出すことを目的とし、障害のある人を含むウィルユーザーと共に、天王洲・キャナルサイド活性化協会、電通、WHILL社の従業員がウィルに乗りながらアートイベントを巡り、イベントの楽しみ方のあらゆる可能性について議論する。

 

もとよりウィルは、歩行者と同じ速度で歩道を走行する4輪のモビリティで、誰もが扱いやすい安心設計や、乗って出かけたくなるデザインを特徴とし、まちなかや歩行空間と共生することが可能。

 

またWHILL社は、あらゆる人が徒歩領域の移動を楽しめる社会実現に向けて、様々な場所で一時的にウィルを利用できる移動サービスを全国各地で提供しており、アート鑑賞やまちなかでのウィルの活用を模索し続けて来た。

 

例えば先の2024年12月に東京・丸の内で開催されたウィルを活用したまちめぐりイベントでは、参加者全員が「ウィルがまち歩きに便利だと強く思う」と回答。まち散策とウィルとの親和性の高さが示された。今回はそのような取り組みを通じて、ミュージアム内およびまちなかでのアート鑑賞におけるウィルの活用可能性についても検証していくという。

 

 

なおワークショップ実施にあたり、電通は、国内電通グループ横断でDEI課題に対するソリューションを開発・提供する専門タスクフォースである「dentsu DEI innovations(旧 電通ダイバーシティ・ラボ)」が考案した「ふだんクエスト」にウィルを導入した新プログラムとして「ウィルでふだんクエスト」を開発した。

 

また、天王洲・キャナルサイド活性化協会は、観光地域づくり法人(地域DMO)として「水辺とアートの街・天王洲」の特性を生かした魅力あるコンテンツを創出し、地域活性化に取り組んでいる。

 

こうした活動のなかでWHILL社は今後も、「誰もが過ごしやすいインクルーシブな社会実現に向けて、様々な企業や団体、自治体と連携して、あらゆる人が楽しくスマートに近距離移動できる世界を構築していくと話している。

 

https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service

 

フォームでの問い合わせ:https://whill.inc/jp/mobility-service/contact

 

名称:天王洲・キャナルサイド プロジェクションマッピング HOKUSAI IMMERSIVE ART(北斎 イマーシブアート)

日時:2025年2月21日(金)〜24日(月・振休) 18:00~21:00
会場:天王洲キャナルイースト(東京都品川区東品川2丁目 天王洲アイル第三水辺広場(ボードウォーク))
主催:株式会社一旗・一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会https://www.hitohata.jp/event/uYo9ZeFG

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。