WECARS (ウィーカーズ)は8月5日、旧ビッグモーター(BM社)の事業承継会社(2024年5月1日に承継)として、同社が行っていた、「不当景品類」および「不当表示防止法」(以下合せて、景品表示法)違反行為に関して、消費者庁から措置命令を受けたことを発表した。
旧BM社では、中古自動車30台を一般消費者に販売するに当たって、2022年9月3日から2023年11月7日の間に、自社ウェブサイトと中古車情報ウェブサイトであるカーセンサー上で、「修復歴なし」または「修復歴無し」と表示。あたかも、車体の骨格部位に損傷が生じたことのない中古自動車であるかのように示す表示をしていたが、実際は車体の骨格部位に損傷が生じたことのある中古自動車であったと云う。
消費者庁は、旧BM社が行っていたそれら行為を、一般消費者に対して実際のものよりも著しく優良であると偽った景品表示法に違反するものであると認定し、今回、ウィーカーズに対して措置命令を下した。
ウィーカーズでは、旧BM社の事業承継以降、コンプライアンスの徹底を最重要項目と位置付けて対応を進めていることから、今回の措置命令を真摯に受け止め、今後同様の行為が行われることがないよう、再発防止に全社を挙げて取り組んでいくとしている。