フォルクスワーゲン グループ ジャパン(以下「VGJ」)は9月2日、コンパクトSUV「T-Cross(ティークロス)」においてオプションパッケージの仕様変更を行うと発表した。
フォルクスワーゲンのSUVシリーズの中で最も小さなコンパクトSUV「T-Cross」は2020年の年間販売台数は8,930台と輸入車SUVとしてトップの販売台数(VGJ調べ)を記録。日本の道路環境にマッチしたボディサイズによる取り回しの良さやラゲージルームの広さなどの実用性の高さなどが評価されているという。
今回の仕様変更は、人気オプションのテクノロジーパッケージに新たに同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”を追加し、さらなる安全性の強化を図るもの。
この運転支援システムは0~210km/hの範囲でドライバーが予め設定した車速において、前走車との車間及び走行レーンの維持をサポート。ステアリングホイールに設置されている“Travel Assistボタン”を押すだけで、システムを起動することができ、高速道路などの長距離移動において安全性の向上と疲労の軽減に寄与する。また、ステアリングホイールには静電容量式センサーを採用することで、軽く手を添えるだけで同システムの継続的な作動が可能となり、快適性を向上した。
また、ナビゲーションシステムを利用できるDiscover Mediaパッケージは、今回の仕様変更により、新たに9.2インチの大型モニターを搭載したDiscover Proパッケージへとアップグレードされた。従来と異なり一面フラットでさらに大きくなった画面により今まで以上に視認性を向上している。
オプション以外の仕様変更では、インテリア・エクステリアにも変更を加えている。
インテリアにおいては、今年より他のモデルに順次採用しているタッチコントロール式エアコンディショナーパネルを新たに採用。また、エクステリアでは、新たにスモーキーグレーメタリック、アスコットグレーの2色のボディカラーを追加設定し、全8色のカラーラインアップから選択することが可能となった。
主な仕様変更ならびに車両本体・オプション価格は以下の通り。
■T-Cross 仕様変更内容
(全グレード共通)
– テクノロジーパッケージに同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”を追加
– Volkswagen純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”をオプション設定
– タッチコントロール式エアコンディショナーコントロールパネルを採用
– ボディカラー 新色スモーキーグレーメタリックを追加設定
(グレードごと)
– パドルシフトを標準設定(TSI Active)
– ボディカラー 新色アスコットグレーを追加設定(TSI Active, TSI Style)
■全国希望小売価格(税込)ならびにオプション価格(税込)
<全国希望小売価格>
T-Cross: 3グレード展開
・T-Cross TSI Active:¥2,867,000
・T-Cross TSI Style:¥3,126,000
・T-Cross TSI R-Line:¥3,503,000
<オプション>
・“Discover Pro”パッケージ:¥154,000
・セーフティパッケージ:TSI Active : ¥176,000 TSI Style : ¥143,000
・テクノロジーパッケージ:¥88,000
・デザインパッケージ<ブラック>(TSI Style):¥132,000
・有償オプションカラー(マケナターコイズメタリック):¥33,000