NEXT MOBILITY

MENU

2021年9月2日【自動車・販売】

VW、「T-Cross」を仕様変更。安全性・快適性を強化

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

フォルクスワーゲン グループ ジャパン(以下「VGJ」)は9月2日、コンパクトSUV「T-Cross(ティークロス)」においてオプションパッケージの仕様変更を行うと発表した。

 

フォルクスワーゲンのSUVシリーズの中で最も小さなコンパクトSUV「T-Cross」は2020年の年間販売台数は8,930台と輸入車SUVとしてトップの販売台数(VGJ調べ)を記録。日本の道路環境にマッチしたボディサイズによる取り回しの良さやラゲージルームの広さなどの実用性の高さなどが評価されているという。

 

今回の仕様変更は、人気オプションのテクノロジーパッケージに新たに同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”を追加し、さらなる安全性の強化を図るもの。

 

この運転支援システムは0~210km/hの範囲でドライバーが予め設定した車速において、前走車との車間及び走行レーンの維持をサポート。ステアリングホイールに設置されている“Travel Assistボタン”を押すだけで、システムを起動することができ、高速道路などの長距離移動において安全性の向上と疲労の軽減に寄与する。また、ステアリングホイールには静電容量式センサーを採用することで、軽く手を添えるだけで同システムの継続的な作動が可能となり、快適性を向上した。

 

また、ナビゲーションシステムを利用できるDiscover Mediaパッケージは、今回の仕様変更により、新たに9.2インチの大型モニターを搭載したDiscover Proパッケージへとアップグレードされた。従来と異なり一面フラットでさらに大きくなった画面により今まで以上に視認性を向上している。

 

オプション以外の仕様変更では、インテリア・エクステリアにも変更を加えている。

 

インテリアにおいては、今年より他のモデルに順次採用しているタッチコントロール式エアコンディショナーパネルを新たに採用。また、エクステリアでは、新たにスモーキーグレーメタリック、アスコットグレーの2色のボディカラーを追加設定し、全8色のカラーラインアップから選択することが可能となった。

 

主な仕様変更ならびに車両本体・オプション価格は以下の通り。

 

 

■T-Cross 仕様変更内容
(全グレード共通)
– テクノロジーパッケージに同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”を追加
– Volkswagen純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”をオプション設定
– タッチコントロール式エアコンディショナーコントロールパネルを採用
– ボディカラー 新色スモーキーグレーメタリックを追加設定

 

(グレードごと)
– パドルシフトを標準設定(TSI Active)
– ボディカラー 新色アスコットグレーを追加設定(TSI Active, TSI Style)

 

 

■全国希望小売価格(税込)ならびにオプション価格(税込)
<全国希望小売価格>
T-Cross: 3グレード展開
・T-Cross TSI Active:¥2,867,000
・T-Cross TSI Style:¥3,126,000
・T-Cross TSI R-Line:¥3,503,000

 

<オプション>
・“Discover Pro”パッケージ:¥154,000
・セーフティパッケージ:TSI Active : ¥176,000 TSI Style : ¥143,000
・テクノロジーパッケージ:¥88,000
・デザインパッケージ<ブラック>(TSI Style):¥132,000
・有償オプションカラー(マケナターコイズメタリック):¥33,000

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。