フォルクスワーゲンジャパンは7月19日、「Golf R」シリーズの日本導入20周年を記念して「Golf R 20 Years(トゥエンティーイヤーズ)」を導入する。
第4世代目Golfをベースに3.2L挟角V6エンジンと4MOTIONシステムを組み合わせた最初のGolf R、Golf R32が誕生してから20年目となった2022年、Golf R誕生20周年を祝う記念モデルである「Golf R 20 Years」がドイツをはじめとするヨーロッパで発表された。
一方、日本では4世代目のGolf R32を2003年1月に導入。ハイエンドのパフォーマンスモデルながら人気モデルとなった。それから20周年となる日本では、本年「Golf R 20 Years」を特別仕様車として導入する。
フォルクスワーゲンジャパンでは、この「Golf R 20 Years」へ245kW / 333PS(+10kW / +13PS)となる専用チューニングのエンジンを搭載。0-100km加速はノーマルモデルよりコンマ1秒速い4.6秒をマーク。最高速度も270km/hへと高められ、大型化されたリヤスポイラーの効果を得て安定した高速クルージング性能を保証している。
またアダプティブシャシーコントロール”DCC”には通常の「コンフォート」「スポーツ」「レース」「カスタム」モードに加えて、「20 Years」に追加された専用のモードとして「スペシャル」と「ドリフト」モードが選択可能。
ちなみに「スペシャル」モードはニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(北コース)にてテストされた特別なモードで、特に要求の厳しいレーストラックでの走行のために設計されたもの。
このプロファイルでは4MOTIONシステムを含むすべての主要なパラメーターが最適なバランスで機能するよう調整されており、その結果としてトラクション性能と安定性が高まり、コーナリングスピードを向上させるとしている。
一方、サーキットなどのクローズドの施設で使用するために設定された「ドリフト」モードでは、ESCスポーツモードへの自動切り替えおよび4MOTIONシステムによる動力配分との組み合わせにより、「Golf R 20 Years」のパフォーマンスを最大限に楽しむことが出来るという。
Rパフォーマンス トルクベクタリング付き4MOTIONシステムのドリフト設定によって、狙い通りのオーバーステアによる正確なドリフト操作が可能としている。
スタイリングはフロントフェンダーおよびリヤエンドの「R」ロゴがブルーに彩られ、Bピラーにはこの特別なモデルが20周年記念モデルであることを示す「20」のエンブレムが飾られた。
インテリアではカーボン調のテクスチャーが施された専用デザインのナパレザーシートに加え、リアルカーボン製のデコラティブパネルが装着されている。そんな「Golf R 20 Years」の主な装備・価格は以下の通り。
全国希望小売価格(税込)
Golf R 20 Years:7,928,000 円
<有償オプションカラー>
ラピスブルーメタリック:44,000 円