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2024年12月3日【中古車】

VW、認定中古車の名称をサーティファイド プレオウンドに変更

坂上 賢治

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当該製品サイトを通じたデジタルカスタマーエクスペリエンスの強化へ

 

フォルクスワーゲン ジャパンは12月3日、これまでフォルクスワーゲンの認定中古車の名称として使用されていた「Das WeltAuto.」を、「Certified Pre-Owned(サーティファイド プレオウンド)」に改める。

 

この「Certified Pre-Owned(サーティファイド プレオウンド)」への名称変更は、認定中古車のデジタライゼーションを推進するためのグローバルプログラムの一環で、今後新車・中古車顧客の区別なくシームレスなデジタルカスタマーエクスペリエンスを提供することを目的にしていると述べている。

 

そもそもフォルクスワーゲンの認定中古車を表す「Das WeltAuto.」という名称は2011年より導入され、これまで全世界45カ国、4000を超える正規販売店で展開されてきた。しかし今回の「Certified Pre-Owned(サーティファイド プレオウンド)」への名称変更は、デジタライゼーションを推進するフォルクスワーゲンのグローバル戦略の一環として実施されるもので、今後は、名称変更と同じくしてオンラインでの車両検索機能・情報提供を強化していく。

 

また、「Certified Pre-Owned(サーティファイド プレオウンド)」導入により、デジタライゼーションが強化されることで、ブランドサイトを軸としたブランド認知・ロイヤリティの向上、新車・中古車双方のサイトへのトラフィックの拡大、成約率の向上、新車への乗り換え需要の創出なども注力していく構え。

 

そうした取り組みに伴い、日本では年内に認定中古車検索ページをフォルクスワーゲンジャパン公式ホームページと統合する他、来年度以降はパイロン、ブランドプレート、バックフェンスロゴ、フォトウォール等を含めた店舗設置サイン類の刷新や、専用化粧プレートやディーラーフラッグ、保証書などの新ツールの導入など、「Certified Pre-Owned」の認知拡大のための活動を進めていく予定。

 

Certified Pre-Owned(フォルクスワーゲン認定中古車)の概要は以下の通り

 

フォルクスワーゲンのCertified Pre-Ownedは、初年度登録より10年、10万キロ以内の車両を対象とし、顧客の安全性のための厳しい品質基準が設定され、厳しい条件をクリアして選び抜かれた車両だけをベストコンディションに仕上げて提供する。また商品だけでなく、サービス、コストなど、中古車の購入に関する様々なリスクを最小限にし、きめ細かな保証サービスで、オーナーライフをサポートしていくことを目指す。なお、より具体的な項目は以下の通り。

 

Certified Pre-Ownedはお客様との9つの約束
一人一人の顧客に満足して貰えるよう、Certified Pre-Ownedでは以下の9つの項目を約束する。

 

(1)車両品質(認定)
初年度登録より10年10万km以内のフォルクスワーゲン正規輸入車のみをお届ける。

 

(2)認定中古車保証
1年間距離無制限の保証とロードアシスタンスサービスが全車に付帯。また、1年間または2年間の延長保証(有償)も利用できる。

 

(3)点検整備
納車前に”Certified Pre-Owned”独自の「点検チェック項目シート」により、部品や機能に関する全71項目もの厳しいチェックを実施する。

 

(4)内外装のリフレッシュ
“Certified Pre-Owned”独自の項目チェックリストに基づき、入念に車両チェックとクリーニングを実施。美しく高品質な車を提供する。

 

(5)オプション追加
希望によりナビゲーションやアルミホイール等のオプション(有料)を装着し、魅力的なクルマづくりをサポートする。

 

(6)試乗
展示車両の試乗を介して、乗り心地やドライビング性能も確認して貰えるようにする。(※ナンバー付車に限る)

 

(7)ファイナンスサービス
オートローン、据置設定ローン、オートリースなど、ニーズに合わせたファイナンシャルサービスを提供する。

 

(8)下取り
現在、所有の車は、メーカーや車種を問わず下取りする。

 

(9)車両買取
買い上げ頂いた車に限らず、使用しないフォルクスワーゲン車は、フォルクスワーゲン正規ディーラーが適切な価格で買い取る。

 

Certified Pre-Owned 認定中古車検索サイト
新URL:https://www.volkswagen.co.jp/ja/cpo_overview.html
稼働開始日:2024 年12月3日

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。