フォルクスワーゲン ジャパンは4月5日、新型『Passat(パサート)』シリーズに新たなパワートレインとして、プラグインハイブリッドシステムを採用した新型「Passat GTE Variant(パサート ジーティーイー ヴァリアント)」の販売を開始した。
「Passat GTE Variant」の主なポイントは次の3点。(1)独自のハイブリッドシステムを採用、(2)最新のフォルクスワーゲンデザインを導入し、一新されたフロント・リヤ周りのデザイン、(3)最新の運転支援システムを全車標準設定
パワートレインは、115kW/156PSの1.4TSIガソリンエンジンと85kW/116PSの電気モーターを組み合わせた独自のハイブリッドシステムで、普段使いのみならず長距離走行も可能だという。さらに先代モデルと比較してバッテリー容量を9.9kWhから13.0kWhへと増強したことで、モーターだけで走行できる航続可能距離は57km(WLTPモード)を可能としている。
また走行モードは先代モデル同様に、モーターのみで走行する“EVモード”以外にもモーターとエンジンを効率よく使って走行する“ハイブリッドモード”に加え、モーターとエンジンの両方のパワートレインを使って力強く走行する“GTEモード”を選択することができ、ハイブリッドモードでは、走行中に回生エネルギーからバッテリーを充電することも出来る。
装備面においても他の新型「Passat」シリーズ同様に、フロントとリヤバンパー、ラジエーターグリル、リヤの中央部分に移された「Passat」のロゴなど、エクステリアデザインの改良に加え、同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”やLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”などフォルクスワーゲンが提供する最新の先進運転支援システムを全車標準装備とした。
グレードは2グレード展開。全国希望小売価格(税込)は、6,345,000円~6,838,000円。なお、半導体供給不足などの影響により年内の供給量は約50台程度の見込みで、それ以降の受注分については2023年以降の出荷となる予定だとしている。