第39回 2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会が、12月7日(金)に東京国際交流館で行われ、投票の結果、日本カー・オブ・ザ・イヤーに「ボルボ XC40」が選出された。
ボルボ車の受賞は、昨年の「XC60」に続いて2年連続。輸入車が2年連続で受賞するのは、同賞の歴史では初となる。
授賞の理由について、選考委員からは、以下ようなコメントが寄せられている。
「日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタイリングを実現。インテリアは上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性も高い。そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめる。さらに高度な安全装備を全車標準しているところも高く評価した」。
XC40は、新開発の小型車向け新世代プラットフォーム「CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)」を採用したボルボ初のコンパクトSUV。欧州においても、ボルボ初の「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、日本国内では、今年3月の発売以来、受注台数は計画比 2.7倍の4,000台を超えるセールスを記録している。
ボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長の木村隆之 氏は、今回の受賞について次のように述べている。
「2年連続の大混戦を制してXC40がカー・オブ・ザ・イヤーを受賞することが出来ました。昨年のXC60の受賞は、XC60のみならず2016年導入のXC90から始まる新生ボルボに対する受賞と受け止め、ボルボブランドの完全復活宣言をしました。
安全に加えて、デザインと質感、走りにおいて北欧プレミアムを確立したと考えています。今年のXC40はさらにボルボのプレミアムを進化させたと思います。プレミアムブランドらしく、ヒエラルキーではなくライフスタイルに合わせてクルマやグレードが選べます。
2年連続の輸入車・ボルボが受賞ということで、様々なご意見があるかもしれませんが、10年後に受賞車として振り返ってみてもXC40の新しいコンセプトやデザインは受賞にふさわしい車だったと皆様に言っていただけると確信しております。」
10ベストカー(※)の得点結果と順位は、以下の通り。
[得点表]
1位:ボルボ XC40(ボルボ・カー・ジャパン)、363点
2位:トヨタ カローラ スポーツ(トヨタ自動車)、314点
3位:フォルクスワーゲン ポロ(フォルクスワーゲン グループ ジャパン)、197点
4位:トヨタ クラウン(トヨタ自動車)、170点
5位:ミツビシ エクリプス クロス(三菱自動車)、156点
6位:マツダ CX-8(マツダ)、111点
7位:アルファ ロメオ ステルヴィオ(FCAジャパン)、106点
8位:BMW X2 (ビー・エム・ダブリュー):47点
9位:ホンダ クラリティ PHEV(ホンダ):36点
※:スバルが、完成検査の不正問題から「フォレスター」の10ベストカー受賞を辞退したため、全9台から選考された。
カー・オブ・ザ・イヤーの他、部門賞には、イノベーション部門にホンダの「ホンダ クラリティ PHEV」、エモーショナル部門賞にビー・エム・ダブリューの「BMW X2」、スモールモビリティ部門賞にダイハツの「ダイハツ ミラ トコット」、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞にトヨタ自動車の「TOYOTA GAZOO Racing」とホンダの「HONDA N-VAN」が選ばれた。
なお、今年は日本カー・オブ・ザ・イヤーに輸入車が選ばれたため、インポートカー・オブ・ザ・イヤーは選出は行われなかった。
■(ボルボ・カー・ジャパン)XC40:https://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/xc40
■日本カー・オブ・ザ・イヤー:http://www.jcoty.org/