ボルボ・カーズは1月11日、2021年通年の世界販売台数が5.6%増の698,693台となったことを発表した。
また、ボルボ・カーズによると、電気自動車(BEV)またはプラグインハイブリッド・パワートレインを搭載した「リチャージ」モデルの2021年の販売台数は、前年比で63.9%増加。2021年の総販売台数のうち、リチャージモデルが占める割合は27%となった。
2021年におけるオンライン販売台数は、前年比で316%増加している。
12月の世界販売台数は64,436台となり、前年同月比で18.1%減少した。これは、部品の供給不足により、生産、納車に大きな影響が及んだためであり、ボルボ車の需要は引き続き堅調に推移しているという。
12月に全世界で販売されたボルボの新車の約40%がリチャージモデルで、そのうち電気自動車(BEV)は7.4%を占めた。欧州では、リチャージモデルの販売シェアは約60%、アメリカでは販売台数全体の30%近くを占めた。
日本での販売台数(登録台数)は16,633台となり、前年比で7%増加した。12月単月の登録台数は1,843台となり、前年同月比2%の増加となった。日本でもリチャージモデルであるPHEVの販売が好調で、2021年は1,688台を販売し、通年の販売台数に占める割合は10.1%、前年比85%増加となった。
米国での販売台数は122,173台となり、前年比で10.9%増加、12月は10,793台を販売した。
中国での販売台数は171,676台となり、前年比で3.0%増加、12月は14,642台を販売した。
欧州では、同社のリチャージ車の旺盛な需要が販売実績を支え、累計販売台数は1.8%増の293,471台となった。12月の欧州での販売台数は、28,561台であった。
世界的には、2021年の1年間にXC60が215,635台(2020年:191,696台)販売され、引き続きボルボ・カーズのベストセラーモデルとなっている。2位にはXC40が続き、総販売台数は201,037台(2020年:185,406台)、XC90は108,231台(2020年:92,458台)で3番目の販売モデルとなっている。
日本ではXC40が6,434台でベストセラーモデルとなり、2位にXC60(3,546台)、3位にV60(2,934台)となった。
地域別販売台数は以下の通り。