ボルボ・カーズは9月24日、新型C40 Rechargeを皮切りに、ボルボのすべての新型電気自動車をレザー(本革)不使用とすると発表した。
今後数年間で、新しい電気自動車のファミリーを立ち上げ、2030年までには、電気自動車のみを提供し、そのすべてにおいてレザーフリーを実現することを目指している。
ボルボ・カーズは、完全なレザーフリー化の一環として、現在自動車業界で広く使用されている多くの素材について、高品質かつ持続可能な調達先を見つけることに積極的に取り組んでいる。
例えば、ボルボ・カーズが開発した新しいインテリア素材「Nordico(ノルディコ)」は、ペットボトルなどのリサイクル素材、スウェーデンやフィンランドの持続可能な森林から採取された生物由来の素材、ワイン産業からリサイクルされたコルクなどを使用したテキスタイルで構成されており、この素材は、ボルボの次世代モデルでデビューする。
また、ボルボ・カーズは、責任ある調達を行っていると認定されたサプライヤーからのウールブレンドのオプションを提供していく。
ボルボ・カーズのグローバル・サステイナビリティー・ディレクターであるスチュアート・テンプラーは、「先進的な自動車メーカーであることは、CO2排出量だけでなく、サステイナビリティーのすべての分野に取り組む必要があることを意味しています。責任ある調達は、動物福祉への配慮を含め、その重要な部分を占めています。電気自動車にレザーを使用しないことは、この問題に取り組むための次のステップです」と述べている。