さらに両社は来る2019年末迄を目処に、純粋電動車のポールスター2。さらにクロスオーバースタイルのポールスター3のリリースも目前に控えている。
なお、これらのEVの車両供給方法に於いては、いわゆる利用した期間に応じて料金を支払う方式サブスクリプション(Subscription)方式も視野に入れてくる可能性が見えてきている。
これは現在の従来型オーナーシップ・モデルから脱却を意味し、この新たな流通経路に乗った車両は100%オンラインで注文を受け付ける。
そして以降、2から3年のサブスクリプションを前提に提供。デポジットなし、すべて込みのサブスクリプションでは、引き取り、配送サービスやボルボとポールスターの代車貸し出しが追加され、すべてまとめて月払いになる見込みだとする。
この定額サブスクリプションは、ポールスターの車を所有することが手間のかからない顧客体験になることを意味する。
また、これはフォン・アズ・キー(Phone-As-Key)技術で容易になる。このフォン・アズ・キー技術によりオーナーは第三者とバーチャル・キーを共有したり、他の多くのオンデマンド機能にアクセスしたりできるようになる。
この新たなコンシェルジュ・サービスを背景に、車両利用のユーザーは、純粋に運転を楽しむことだけに集中できるとしている。
ちなみに、前出のポールスター2は、今回、新型車両を発表したポールスターブランドのみならず、ボルボ・カーグループが発売するなかでも世界初の完全電気自動車であり、テスラ・モデル3(Tesla Model 3)をめぐる競争に加わることになる。
なお今後の2019年から2021年の間に発売される両社ブランド車の合計5台のうち、最も最初の電動車となる予定が、このポールスター2になるのだと云う。
サブスクリプションによる顧客との商流が完成したあかつきには、ポールスター車の発注を含むコンフィギュレーションはポールスターのアプリかオンライン・ポータルを使ってオンラインで行う。
またポールスターは、これを背景とする世界中でポールスター・スペーシズ(Polestar Spaces)名付けた顧客とのネットワークを開設。
ここで未来のポールスターの顧客は、製品やブランドと関わることができ、ポールスター・スペーシズは、既存のボルボ販売店やショールームとは異なる独立型の施設となる予定である。
最後に最も直近に於いて新たにリリースされるポールスター1の受注は、2017年10月17日に開始される。