ポールスター1はハイブリッド車でありながら、電動モーターのみによる航続走行距離は150kmと長く、またそのシャシーは、先のトーマス・インゲンラート氏によると、「ボルボ・カーズが独自開発した基本骨格『SPAモジュラー・ビークル・アーキテクチャー』に基づいており、そこにポールスターの開発陣のノウハウが注ぎ込まれて完成しました。
そのユニークな操縦感覚や乗り心地は、これまでのプラグインハイブリッド車とは一線を画すものです。
その強みは、ここ中国本土に於いてもボルボ・カーズグループのプレミアムEVブランドとして確かな立ち位置を示すものになるでしょう」と話している。
なおこのポールスター1は、ボルボのスケーラブル・プラットフォーム・アーキテクチャ(SAP:Scalable Platform Architecture)に基づいているが、およそ50%はポールスターのエンジニアが作った新しいカスタムメイド品であると云う。
ポールスターワンは新開発のオーリンズ(Öhlins)連続制御電子サスペンション(CESi:Continuously Controlled Electronic Suspension)を装備。
車体の一部をカーボン・ファイバー化にすることで車両重量を軽量化、ねじり剛性は45%アップさせ、重心を低くした。
さらに、駆動トルクのベクトル化(多角的に配分)を可能にするダブル電動後軸を使用。
これにより各車輪を個々に加速力に転換できるため、ドライバーは路面グリップを最大に保ち、コーナリング時でそのスピードを維持できるようになっている。