フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、フォルクスワーゲンの2017年暦年の新車登録台数(1-12月:乗用車のみ)が、前年比4%増の49,036台(数値はJAIA(日本自動車輸入組合)調べによる)となり、2014年以来3年ぶりに前年を上回ったことを発表した。
VGJは、2017年の良好な販売実績について以下の要因を挙げている。
● 2017年に導入された新型モデル新型Tiguan、新型up!、新型Golf、新型Arteonの効果
● 安全性と先進技術に関するお客様の要望に応える車両提供
● VWのブランド訴求を強化したマーケティング活動(up!とArteonの告知活動、Try! Try! Try!等)
2017年1月、VGJは、中期的な経営の方向性である「Road to 2020」を掲げ、以来、商品の積極的な投入のみならず、顧客満足の向上を目指し、様々な取り組みを行ってきたと云う。
1月にはフルモデルチェンジとなる新型Tiguanを発売。続いて4月に「小さいけど、しっかりフォルクスワーゲン」をキャッチフレーズとする新型up!を、5月には新型Golfを投入。更には、10月に、フォルクスワーゲンの新たなフラッグシップとなるArteonを発表した。
これらの新型モデルの導入が奏功し、年間の販売実績に貢献した。
また、新車以外のモデルにおいても、Golf TouranやPoloなどは引き続き高い商品力を維持しており、前年を上回る販売実績へと繋がったと、VGJでは分析している。
マーケティングにおいては、各商品の特性を訴求するだけではなく、フォルクスワーゲンのブランド体験を重視した活動を展開することにより、ブランドへの関心を高め、販売に寄与したとしている。
また、2018年には、Passat TDIシリーズを皮切りに、新型Poloなどの新商品を積極的に投入し、前年の販売実績を上回ることを目指すとしている。
VGJは、今後も、「People’s Car」ブランドとして、人々のライフスタイルに寄り添い、先進の技術や機能をより多くの人に届けていきたいとコメントしている。