イードは6月10日、ジゴワッツと共同でビジネス開発を行っているスマホがクルマの鍵になる後付型自動車用スマートロック「バーチャルキー」が、「スカイレンタカー・スマートサービス」に活用されることを発表した。
「バーチャルキー」は、ジゴワッツの特許技術を用いた自動車の鍵をスマートフォンに置き換えるスマートロックシステム。ジゴワッツの認証基盤技術「JigoAuth」を利用した認証サーバ(③)とスマートフォンアプリ(②)および専用車載器(①)により構成される。自動車の鍵の解錠・施錠のみならず、プッシュスタートボタンの有効化・無効化操作が可能となる。
これまで、スマートバリュー「Patto」を使ったスズキディーラーの試乗車などのカーシェア化や、NTT東日本の社用車を休日にカーシェア化するNTTル・パルク「ノッテッテ」、マンション住民に向けたEVカーシェアを提供する九州電力「weev」、福井県が取り組む「嶺南スマートエネルギーエリアプロジェクト」のカーシェアに用いられている。
「バーチャルキー」は、スマートバリューが運営するモビリティのサービス化プラットフォーム「Kuruma Base」に実装されており、今回、レンタカーサービス「スカイレンタカー」を運営するJ-ウィングレンタリースが、「Kuruma Base」を利用した非接触非対面のレンタカーサービス「スカイレンタカー・スマートサービス」を、2021年7月1日より提供開始する。
今後、サービス開始から3年間で合計1,000台の車両を「スカイレンタカー・スマートサービス」に対応させることを予定している。